Message

フィガロジャポンを愛してくださる皆様からのメッセージ
「madame FIGARO japon et moi 私とフィガロ」。

ファッションストーリーの秘密。

TAKAKI_KUMADA

2004年に独立。モード誌を中心に活動。グラフィック広告のほか、ファッションムービーやCFの撮影も手がける。

FIGARO japonを初めて撮らせていただいてから10年が経ちました。

いくつものファッションストーリーを撮り下ろした中で印象に残っているのは、
2012年8月号のstyle figaro「魅惑のショーガールの世界へようこそ。」です。

この撮影のテーマは、パリにあるキャバレー「クレイジー・ホース」のショーがイメージ。

当時、まだ実際のショーを観たことはなかったのですが、
映画やウェブなどのさまざまな資料から想像を膨らませて撮影をしました。

調べていくうちに、ダンスや音楽など、「クレイジー・ホース」の
いろいろな要素に惹き込まれましたが、特に「光」の使い方がうまい。
色のあるライト演出やスポットライトの使い方など、
その技を自分なりに解釈して表現してみました。

結果、「クレイジー・ホース」の世界観がうまく伝わる作品になったのではと思っています。

そしてそれから時は経ち、2014年。
昨年パリに行った際、ついに私は「クレイジー・ホース」を観ることができたのでした。
実際のショーを観てますます魅了され、いまではDVD化された同キャバレーの
ドキュメンタリー映画をスタジオで流して、撮影中のテンションを上げたりすることも。

もし、フィガロでの自分の写真をきっかけに
「クレイジー・ホース」やパリの文化に興味を持ったり、
実際にショーを観たりしてくれる読者がいたら、面白いしうれしいなと思います。

フィガロは、旅の特集記事ももちろんそうだけれど、ファッションストーリーにも
実はそういう別の世界に連れて行ってくれるような可能性のある雑誌だと思います。

25周年、本当におめでとうございます。

▲2012年8月号のstyle figaro「魅惑のショーガールの世界へようこそ。」より。