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ノスタルジックなタッチが新鮮!
ピンホールカメラというマジック
2010.11.29
ピンホールカメラって知ってる? ピンホール、すなわち小さな針穴をレンズ代わりにした、カメラの原点のようなもの。紀元前4世紀には古代ギリシャで使われていたという。超アナログな構造ながら、仕上がりに味わいがあり、最新カメラにはない個性を放つ。高性能カメラが注目される一方で、このカメラが根強い人気を誇るのもわかる気がする。
そのピンホールカメラのエフェクトをアプリにしたのがこちら、「Pinhole camera」(¥115)。名前もシンプルだけど、構造もきわめて簡素。普通のカメラ機能と同じ感覚で使ってみて。シャッターを押したあと、ひと呼吸おいてじんわりとあらわれるのは、熟れた果実のような色味、どこかすがれたノスタルジックな質感......。気に入った写真は、メール送信したり、フェイスブックに載せたりすることができる。街角の景色や旅先のひとこま、お気に入りのアイテムなどをスナップ代わりに撮ってみては? どきっとするほど印象的な写真が生まれるはず。
今回は本と花を撮影してみた。四角い枠の中に、撮影対象をおさめる。フラッシュの有無とフィルムの種類を選んだら、「TAKE PICTURE」をタッチしてカシャッ。
これはエクストラカラーフィルムモードで撮影。こっくりとした質感が特徴だ。ほかにノスタルジックな「カラーフィルムモード」や、陰影の深い「モノクロモード」も選べる。
「DOUBLE EXPRO.」を選ぶと、二重写しができる。これはカラーフィルムモードで撮影。コサージュを撮影したあと、本を重ね撮りしてみた。
- ● おすすめポイント
とくに活用したいのが「DOUBLE EXPRO.」モード。重ね撮りの面白さにピンホールカメラならではの独特のタッチが加わり、ポエティックな写真を作り出すことができる。たとえば旅先で見た空や鮮やかに色づいた落ち葉に、詩の一節やお気に入りの歌詞を重ねて撮影。友達にカード代わりに送ってもいいし、壁紙として使うのも楽しい。