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どこへ行く、何食べる?
旅先での会話を21カ国語に自動翻訳
2011.02.11
日常会話をその土地のことばでできるようになると、旅の時間はいっそう楽しくなる。辞書や会話集をトランクにしのばせるのも、こうした理由から。iPhoneユーザーならぜひ入れておきたいのが、「VoiceTra」(無料)。NICT(独立行政法人 情報通信研究機構)が、言語コミュニケーションの実証実験を兼ねて、期間限定で配信している、21カ国語対応の音声翻訳アプリだ。
音声翻訳は日本語、英語、中国語(マンダリン)、インドネシア語、ベトナム語の5カ国語。電話をかける感覚で、iPhoneを耳にあててしゃべると、即座に必要な言語に変換。音声やテキストで返してくれる。
テキスト翻訳は先ほどの5カ国に加え、さらに台湾語、韓国語、フランス語、ドイツ語、ヒンディ語、イタリア語、マレー語、ポルトガル語、ブラジルポルトガル語、ロシア語、スペイン語、タガログ語、タイ語、アラビア語、オランダ語、デンマーク語。画面に言語を入力すると翻訳結果が表れる。これだけの言葉が揃っていれば、たいていの旅先はクリアできるはず。Bon voyage!
1日につき、利用回数は100回まで。21カ国語のなかから必要な言語を選ぶ。顔のマークやふきだしつきiPhoneマークは、「音声翻訳可能」の意味。
音声入力の場合。上段は、こちらのしゃべった言葉、下段が翻訳結果。音声翻訳の場合はさらに、翻訳された外国語がスピーカーから流れてくる。
- ● おすすめポイント
翻訳アプリは数あれど、21カ国語対応とは心強い。旅先で使われる常套句をほぼカバー、しかも無料というのが嬉しいかぎり(海外ローミング通信料は利用者負担)。滑舌によっては時折「ん?」という変換も出てくるけれど、言語認識率はおおむね良好。旅先でのコミュニケーションツールとして楽しみたい。