最近の風呂敷は、風呂敷という名が似合わないほどシャレている。現代的でかわいらしい模様から、ユニークで斬新な柄物などが登場して、使い方にも幅が広がりつつあるようだ。服や浴衣を包んで持ち歩いたり、贈り物を包んだりする以外にも、お気に入りの風呂敷を額に飾ってインテリアとして楽しんだり、ちょっと肌寒い時には膝かけやショール代わりにしてみたり。自分らしく自由な使い方ができるのが、風呂敷の現代的な楽しみ方なのだ。

風呂敷一枚あれば、だいたいのモノは包むことができてしまう。たとえば、四角いものはもちろん、丸い物、筒状の物など、どんな形でも美しく包むことができるのだ。しかし、包み方にはちょっとしたコツがある。それをこのアプリが順をおって丁寧に教えてくれる。

「平包み」や「お使い包み」などの伝統的な包み方から、実用的に使える「四つ結び」や「本包み」、ギフト向けには美しい仕上がりの「花包み」や「ねじり結び」など、22種類の包み方はどれも日本人らしい繊細な手作業。たとえば、ワインを手土産にする時に、シャレた風呂敷で包んでみるのもステキ。夏に差し入れるスイカだって、風呂敷でラッピングすれば立派な贈り物になってしまう。日本の伝統的なラッピング技術は、現代でもさまざまなシーンで活躍してくれるだろう。風呂敷でさっとモノを包むことができる、そんな女性になりたいものだ。