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日本語の面白さをカタチで表現
思わず触りたくなる仕掛けも満載
2012.07.19
オノマトペとは、物が発する音や声、様子や動作を簡略的に表した"擬声語"のこと。日本語は、とくにオノマトペに富む言語なのだそう。もし、オノマトペを使わず文章にするなら、どれだけ多くの言葉が必要だろう。それほど、オノマトペは私たち日本人にとって必要不可欠な言葉なのだ。
「くるくる」「ふさふさ」「ごしごし」「もやもや」など、私たちが日常で使っているオノマトペを目で見ることができたら?そんなイマジネーションを掻き立ててくれるのが、このアプリ。タイポグラフィーやアニメーションを駆使し、21のオノマトペがさまざまなカタチとなって表現されている。その音の特徴をよくとらえた個性的なロゴをタッチすると、さまざまな仕掛けで私たちの目を楽しませてくれるのだ。
たとえば「ゴシゴシ」をタッチすると、真っ黒に塗られた画面をこするとロゴが現れたり、「ポロポロ」をタッチすれば、ロゴから文字が次々とこぼれ落ちたり。このアプリでさまざまな言葉を視覚的に体感することで、日本語がもつ美しさや面白さを再確認することができるのだ。そして、言葉を使って説明しづらい事も、オノマトペがあればなんともスムーズに表現できるということに気づかせてくれる。
ロゴもそれぞれに個性的。見てみたいオノマトペをタップして、いろいろいじって楽しんでみよう。
「ざーざー」をタップすると、雨粒が次々に降ってくる。子供や外国人に言葉を説明する時にも便利に使えそう。
画面をタップすると、「ぞろぞろ」の連続が出現。その動きもユニークだ。
- ● おすすめポイント
音のない、言葉を視覚化した静かな世界。無音のはずなのに、どこからか音が聞こえてくるような気がするから不思議だ。色があふれる多種多様なアプリの中で、このアプリはモノトーンだけの実にシンプルなデザイン。それが何とも心地よく感じられる。心落ちつきたい時に開いてみてはどうだろう。