iPhone×iPad ♥アプリ案内
かつての日本の風景に思いを馳せて、
美しき絵図の中を鳥になって旅しよう!
2012.11.13
今住んでいる町や、旅で訪れた土地を歩いていて、昔ながらの建物や風景に出合うと、かつてこの場所はどんなだったのだろう...と想像することがあるだろう。そんな想像をさらに膨らませてくれるのが昔の地図。どんどん進化していく地図を手に歩くのもいいけれど、たまには昔の地図を片手に町を歩いてみるのもいいものだ。
この「初三郎ちずぶらり」に収録されている地図は、大正から昭和にかけて鳥瞰図絵師として活躍した吉田初三郎氏による「初三郎式絵図」。美しい山々や海に浮かぶ船、小さな家々まで、実に克明に描写されているのが特徴だ。まるで、鳥になって昔の日本を眺めているかのよう。
しかし、ただ地図を楽しむだけじゃないのがiPhoneアプリらしいのだ。GPS機能を使って、地図の中で現在地を示してくれる。歩いていくと現在地も移動して、まるで地図の中を散歩している気分にさせてくれる。
「初三郎式絵図」の面白いところは、まったく正確な地図ではないところなのかも。見えるはずのなか富士山が見えたり、樺太が見えたりと、そんな遊び心が詰まっている。地図を見ながら、私たちの知らない昔の日本へ思いを馳せる、そんなちょっとワクワクするような体験ができるかもしれない。
北海道から南は九州まで、16種類の鳥瞰図が無料で閲覧できる。九州全域の鳥瞰図はなかなか見応えあり!
大丸を中心に描かれた京都の町並み。奥には比叡山を望み、手前には京都駅が見える。
こちらは長野県善光寺の鳥瞰図。ポイントのある観光名所をタップすると、当時の写真が表示される。
- ● おすすめポイント
iPhoneの中で昔の地図を片手に町を散策する「ちずぶらりシリーズ」の吉田初三郎版の第一弾!北は北海道や青森から、南は九州まで、全国16カ所の鳥瞰図が閲覧できる。鳥瞰図からGoogleマップへ切り替えることができるので、旅行先でも便利に使えそうだ。