紅葉で色づく秋の京都に登場した、シャネルの赤い世界。

Beauty 2016.11.18

紅葉真っ盛りの京都で開催中の、シャネルによるビューティ イベント「ル ルージュ エ アカ」。伝統的な町屋づくりのギャラリーが、シャネルの赤で彩られ、心ときめく空間となっている。ひと足先におじゃましたプレビューの様子をレポート。

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入り口を入って右側に広がるセルフ テスティング コーナー。赤と黒をベースにした直線的な内装が、モダンなシャネルの世界観にピッタリ。

赤は、黒、白、ベージュと並ぶシャネルのコードカラー。12年前には、日本古来の色を求めて、京都と奈良を巡り、KYOTO、NARA、AKAという3色のルージュを発表したことも。そして、この秋発売された、シャネル グローバル クリエイティブ メークアップ&カラー デザイナーのルチア ピカによるファーストコレクションは、「赤」をテーマにした鮮烈なラインナップ。本イベントは、そのシャネルが発信するモダンな赤と、1000年以上、京都の女性たちを彩ってきたたおやかな赤が、秋の京都で巡り合うというスペシャルな企画。

会場は、京都市内の主要な大通りのひとつである御池通と東洞院通の北西角にある、1883年建築の伝統的な町家づくりのギャラリー。シャネルのネイルやリップスティックをモチーフにしたグラフィカルなタペストリーが目印だ。赤い暖簾をくぐると、まず右手に広がるのがセルフ テスティング コーナー。ここでは、赤の色味を中心に、シャネルの製品を自由に試すことができる。12月2日の全国発売に先駆けて、ここで先行発売されるフェイスパウダー「ルミエール ドゥ キョウト」ももちろんトライアル可能。ハイライターの桜色、ブラッシャーの薄紅色、ブレンディング カラーの淡香色(うすこういろ)という3色で構成されたパレットは、“紅”という言葉がぴったりの、はんなりと優美な表情を演出してくれる。

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糸割符(生糸輸入)商や酒問屋として栄えた伝統的な町屋が舞台。
 

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イベントオリジナルルックのメークアイテムを揃えたコーナー。引き出しに収納されたiPadでは、メークアップのポイントを確認することができる。
 

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さまざま揃うメークアイテムの中でも、特にルージュが充実。購入も可能。

奥のメークアップ キャビンは、メークアップアーティストによるイベントオリジナルルックを無料で体験できるコーナー。ルックは、ルージュを強調する「ル ルージュ ルック」と、目元にポイントを置いた「キョウト アカ ルック」の2種類。メークアップアーティストがその人に合わせて、色味やメークを施してくれる。所要時間は約20分間。ただし、ウェブサイトにて要予約だから、興味のある人は早めのチェックを!

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奥のやや高いフロアにあるメークアップ キャビン。メークアップアーティストが常駐し、オリジナルイベントルックを体験できる。
 

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プロが、その人に似合う色や好きな色を確認しながら、メークをしてくれる。

秋の京都ならではのコンテンツが、スペシャルムービー撮影。これは紅葉のインスタレーションの中で撮影した6秒のムービーを、後で登録したメールアドレスに送ってもらえるというもの。一見、赤と黄色の葉がランダムに宙に浮いた空間……と思いきや、実は、撮影スタート時には赤い葉っぱが「AKA」の文字に、そして、カメラが正面に移動した時にはリップの形に見えるというもの。いまだけ、ここだけのドラマティックな撮影は見逃せない。

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気になるシャネルの赤を纏ったら、ムービー撮影の特設スペースへ。撮影終了後、機械でバーコードを読み取り、メールアドレスを登録すれば、動画が届く仕組み。

最後の注目は、真っ赤なロンドンタクシー。京都ロームシアターのリニューアルや蔦屋書店のオープンで注目が集まる岡崎エリアと会場を往復し、移動を無料でサポートしてくれるのだ。その間、約20分。ロンドンタクシーからの街並みを眺めるのも、またひと味違う体験になるはず。

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岡崎エリアと会場を結ぶロンドンタクシーを2台用意。乗車は1台3人まで。

プレビューは、思い思いにシャネルの赤い世界を楽しむ招待客やプレス関係者で大にぎわい。途中、シャネルのメティエダール コレクションを身にまとい、イベントオリジナルルックをアレンジしたメークで、女優の大政絢さん、新木優子さんも登場し、会場にいっそう華やぎを添えていた。

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シャネルのツイードのドレスが、華やかな雰囲気にお似合いの女優の大政絢さん。

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「シャネルの赤と黒の世界に入り込んだような、女性が喜ぶ、嬉しくてドキドキする空間ですね。今日のメークに使った『ルミエール ドゥ キョウト』は、チークやハイライト、ラメ感を出したりと、これひとつでいろいろ使えるので、旅行にも便利そう」と大政さん。
 

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女優の新木優子さんは、フレッシュなニットのコーディネートに、ヴィヴィッドなルージュとネイルが映える。

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新木さんは、「メークのポイントは、口紅の『ルージュ アリュール インク』の148番。潤いもあるのにマットな質感というのが自分にとって新鮮だし、色合いも絶妙。『ルミエール ドゥ キョウト』は、ひとつあれば、顔の立体感を出せるのでいいですね」とニッコリ。

伝統と革新。変わるもの、変わらないものを大事にしながら、常に進化を続けること。そんなシャネルと京都の共通項で結ばれた今回のイベント。この秋は、鮮やかに彩られた古都の景色とともに、シャネルのモダンな赤い世界をたっぷりと愛でに出かけたい。

「LE ROUGE ET AKA(ル ルージュ エ アカ)」
会場:しまだいギャラリー
京都市中京区御池通東洞院西北角
会期:2017年11月17日(木)〜30日(水) 11:00~20:00

サテライトステーション
蔦屋書店1F 軒下テラス
京都市左京区岡崎最勝寺町13
〈待合スペース〉蔦屋書店2F テラス

https://chanel-beaute.jp/lerougeetaka/

photos:KUNIHIRO FUKUMORI, texte:NATSUKO KONAGAYA

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