五感に響くトリートメントを、六本木の隠れ家サロンで。

こんにちは。編集TIです。

「500回を超えるスパ体験を持つビジネスウーマンが、理想を追求しオープンしたサロン」

最初に「l’Aube Spa Roppongi」についてそう聞いた時、「いったいどんなサロンなのだろう？」と想像をめぐらせました。

外界と隔絶された、異国のようなラグジュアリー空間？
ハイテクなマシンを駆使した、パワフルなトリートメント？
そして“ビジネスウーマン”とは、どんな方!?

実際に足を運んでみると、いい意味で想像を裏切られるサロンでした。
広々と明るく落ち着いたレセプション、ウェルカムドリンクのおもてなし。見た目がものすごいゴージャス！　というわけではありません。でも、スリッパの履き心地がふわふわだったり、ドリンクは6種類のハーブコーディアルから選べたり（割り方までオーダー可能）と、細かいところまで気配りが。いかにもなリュクス感ではなく、確かな上質さ。その心地よい空気に包まれ、トリートメント前から、すっかりくつろいだ気分になれます。

“ビジネスウーマン”ことオーナーの山口さんは、おっとり上品で優しい雰囲気をまとった女性で、これまた想像と違ってびっくり。会社員時代に激務の疲れを癒すため、国内外のホテルスパ、一流サロン、街の整体やマッサージ屋さんまで、ありとあらゆる施術を受けた経験や、出産を経て、女性が心身ともにリフレッシュできるサロンを作りたいと思ったそう。

トリートメントルームの様子。ベッドは一流ホテルスパでも採用されているLiving Earth Craftsのもの。長時間横たわっていても身体に負担のかからないものを、とのこだわりです。お部屋にはメイク道具やドライヤー、スタイリング剤なども揃っています。

トリートメントメニューは、とってもシンプル。ボディは90分、120分、150分の3コース。フェイシャルは80分のコースが基本です。細かい流れは決まっておらず、一流ホテルやスパでの経験を持つ高い技術のセラピストが、身体の悩みや体調に合わせてカスタマイズした内容を提案してくれます。使用プロダクトは、アロマセラピーアソシエイツやタルゴ、ヴィーコスメティクスといった、山口さんが厳選したハイクオリティなものばかり。

今回、私は120分のボディコースを受けました。パパイヤパイナップルのスクラブ、ヒマラヤンソルト、よもぎパウダーをブレンドしたフットバスを受けながら、トリートメントに使うアロマセラピーアソシエイツのオイルをセラピストと相談して選びます。9種類のボディオイルからセレクトされたのは、ラベンダー、イランイラン、プチグレンなどがブレンドされた「LIGHT RELAX」。緊張をゆるめながらも活力を与えてくれるような、バランスのとれた香りです。

ティンシャの響きから始まるトリートメント。体温が低い私は、身体を温め巡りをよくするため、ハンドトリートメントにホットストーンセラピーを組み合わせてもらいました。適度な圧で、全身がほぐされていく心地よさに、うとうとと眠ってしまいそうなのですが、熟睡するでもなく、瞑想状態のような不思議な感覚に。トリートメント後は身体がぽかぽか、内側からエネルギーがわいてくるようでした。

施術後にいただくお茶は、「食べられるハーブティー」。小腹が減ってしまうトリートメント後、なるべく身体によいものをとってほしいという気くばりがここにも。お茶をいただきながら、山口さんとお話していて驚いたことは、彼女がこのサロンを準備から開業までなんと3カ月で成し遂げたということ。これまでサロン運営の経験はないのに、です。そのパワーと熱い思いに感動するとともに、短期間で実現できたということは、それだけ明確につくりたいものが見えていた、ということなんだな……と。山口さんのこだわりが詰まった、上質なひとときを過ごせるサロンでのトリートメント。1年間がんばった自分へのギフトにいかがですか？