編集サンタニの、男目線ビューティ

いくら気分がロマンティックでも、ピンクメイクは #糖分控えめ が鉄則。

編集サンタニの、男目線ビューティ

唐突ですが、僕、女性でピンクが嫌いな人に会ったことがありません。ありますが、ピンクという甘い雰囲気によって自分のやりたいスタイルが崩れるから嫌い(着ない)、でもポーチの中にはピンクのリップクリームがあったりして。という具合で、おそらく女性って根底であのカラーが好きなのだろうなと思います。ずっと根っこからは嫌うことができない。今日はそんなスペシャルなトキメキカラー、ピンクの話。

実は、2月20日発売のフィガロのビューティページのテーマは「ピンク」。春の新商品を使ったピンクメイクを提案しています。このページを作る時に心がけたのが「スイートなだけじゃない、ひねりを利かせた辛口なピンク」。なぜそう思ったかと言うと、春夏コレクションをチェックしていても、YouTubeを眺めていても、映画館に行っても、ピンクが鍵となっていて、それらすべてが一筋縄ではいかない甘くないピンクだったから。なのです。

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フィガロジャポン4月号「ピンクに染めて、ドリーミィフェイス」より。

たとえば、春夏のコレクション。シャイニーなリップ、アイシャドウ使いが印象的だったマーク ジェイコブスは、レイヴ感たっぷり(BGMは、続編が間もなく公開となる『トレインスポッティング』のテーマ曲「Born Slippy」!)なピンク。グッチは、ピンクのスモークをたっぷりと焚き、甘く、妖しい白昼夢。すべてがピンクに染まり、甘くない大人のお伽話的ロマンティックを感じました。

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2017年春夏、マーク ジェイコブスのランウェイより。

Gucci Official YouTube
同じく春夏、グッチのランウェイ。

具体的にメイクを見ていくと、純度の高い赤リップやダークレッドのリップに代わって、シャネルを代表とするピンクリップがトレンドに浮上。実際、春の新商品には青みピンクが充実してます。フェンディのグリッターリップもピンクも、まさにいまのピンクを象徴。

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フェンディのバックステージにて。唇にピンクのグリッター

スタートしたばかりの2017-18年秋冬のニューヨーク。3.1 フィリップ リムのピンクは、都会的でモダンなアプローチ。で、モダンなピンク……で思い出したのがコレ。

SOLANGE「Cranes In The Sky」

アーバンR&Bを牽引するソランジュ。モダンでミニマムなピンクがものすごくいまっぽいです。ここ数年、(チャラついた)EDMと並行して、シックで派手なトレンドとして主流となったアンビエント的な浮遊系R&B。ダークロマンティック、ミステリアス、アーバンなエッセンスを含むこのトレンドと相性がいいのが、モダンで怪しげなピンク♡

RIHANNA feat. DRAKE 「Work」

先日のグラミーで最優秀ラップ楽曲賞を受賞したドレイクをフィーチャーしたコレ。昨年はこのMVがいちばんキャッチーなミステリアスピンクだった気が。

CHANCE THE RAPPER「Same Drugs」

同じく、グラミーで最優秀新人賞をゲットしたインディの新生、CHANCE THE RAPPER。先日公開したばかりのMVはこんな感じ。

BLACKPINK 「Whistle」

ピンクのスイートさを持ちつつ、シャープでエッジィな黒の側面もある。韓国のアップカミングなグループBLACKPINKは、まさに「甘くないピンク」そのもの。デビューシングルのMV、可愛いです。

DEAN feat. ANDERSON .PAAK「Put My Hands On You」

同じく韓国から。アーバンR&Bをストイックに打ち出すDEANのコレは、80~90年代のちょいダサ3Dデジタル感を加味したピンク。客演のアンダーソン・パークのライブに年末行って来ましたが、そのライティングも怪しげなピンクでした。

THE WEEKND 「Starboy ft. Daft Punk」

そんなDEANが意識していると思われるウィークエンド。話題となったダフトパンクとの共作では、怪しげなマゼンタピンクがキーに。

映画『ネオンデーモン』イギリス版予告編

マゼンタピンクで思い出したのは、公開中の『ネオン・デーモン』。本誌3月号の映画特集でもピックアップした作品。赤と青の映像で知られるニコラス・ウィンディング・レフン監督、今作では撮影に新しくナターシャ・ブライエを迎え、赤をマゼンタピンク寄りに。『ネオン・デーモン』のピンクが、まさにいまの気分です!

しつこいのですが、どうしても外せなくてもうひとつ。

JADEN SMITH 「Fallen」

ウィル・スミスの息子、ジェイデン・スミスの新曲のピンク感もなんだかとーってもいまっぽい。

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甘くない、陶酔ピンク。イメージ。

ロマンティックなムードでありながらも甘さ控えめなランウェイ。あえてピンクをシャープに使い、怪しげなスモークと組み合わせるMV、そしてその世界観を決定づける音楽。ファッションや音楽や映画などなど、さまざまなカルチャーがしっかりと示すような、センシュアルで陶酔するような妖しきムード。それは、「カワイイ」より「センシュアル」さを重視する風潮と見事にリンクしているな、と感じます。

大人のメイクは、やっぱり相反するエッセンスを持ち合わせてこそ。ギャップがある女、ってヤツですね。シュガーで甘いピンクを、モダンに辛口に。今日紹介したようなピンクカルチャーをぼんやりイメージしながらメイクすると、おのずといい感じの辛口ピンクになるのではないでしょうか。発売中のフィガロジャポンとともに、ぜひ実践してみてください(して欲しい! 心から!)。

ではでは、次回……。サンタニ

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