パリ街歩き、おいしい寄り道。

ルイ・ヴィトンのギャラリーと週末限定ブリオッシュ。

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パリ郊外アニエールにあるルイ・ヴィトンのアトリエ。
1859年に建てられてから、いまなお、
コレクションラインやスペシャルオーダーなどの
希少なバッグ、スーツケースが製作されている場所。
その一角にあるギャラリーが、9月17日から10月31日の
土・日だけ公開と知り、早速初日に出かけた。
ヴィトン所蔵のアーカイブと過去の作品が展示され、
ガイド付きでたっぷり1時間の見学。最後に、
平日は顧客を迎えるために使われているという
アールヌーボーのサロンを巡って終わり。

解説も良かったし、来て良かったなぁ、
サロンも素敵だったなぁ、と余韻に浸りながら、
メトロ13番線に乗りLa Tour-Maubourgまで。
優雅な気分をもうちょっと楽しみたくて、
ガトー・トゥーミューで週末だけ売っている
大きなブリオッシュを買いに行くことにした。
ところが、行ってみるとすでに売り切れ。
代わりに、シュケット(シュー生地にあられ糖を
まぶしたもの)があるか聞いてみたら、
「あと30分で焼ける」というので待つことにし、
その間にエリック・ショーヴァンへお花を買いに。
ふだんお花はマルシェで買うけれど、自分へのご褒美や
気分を上げたいときには、ここに来る。
ブーケを抱えてルンルンでシュケットも受け取り、帰宅。
ハッピーな土曜の午後だった。

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「もし明日でもよければ、予約受けますよ」
と言われ、実はブリオッシュも注文していた。
これも卵の香りがたーっぷり。
もちっとしたカステラのような質感で、甘みは控えめ。
塩味とも合わせやすいので、朝ごはんにぴったりです。

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川村明子

文筆家
1998年3月渡仏。ル・コルドン・ブルー・パリにて料理・製菓コースを修了。
朝の光とマルシェ、日々の街歩きに日曜のジョギングetc、日常生活の一場面を切り取り、食と暮らしをテーマに執筆活動を行う。近著は『日曜日はプーレ・ロティ』(CCCメディアハウス刊)。


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