Editor's Blog

今年のチョコレート、決めましたか?

こんにちは、編集YKです。
訪れたことのない遠い国からやってきたプロダクトに強く心惹かれて思わず購入してしまうことがあります。ポーランド・ワルシャワのホテルで使われているグラス、リトアニアの木を象った木製コースター、ボスニア・ヘルツェゴビナの森と牧草地で採れたハチミツ……先日も気づいたらアイスランドの毛糸を手に取っていましたが、使い道が思い浮かばなかったので思いとどまりました。
そんなYKにとって幸せな機会を先日いただきました。フィンランド・オーランド島でチョコレートを作る、ベネズエラ出身の女性ショコラティエ、メルセデス・ウィンキストさんへの取材です。
インタビュー記事は↓こちらです。
「"愛の物語"から生まれた、北欧のチョコレートが初上陸!」

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なぜ南米出身のメルセデスさんが北欧のオーランド島でショコラティエになったのか。“愛の物語”というシンプルな言葉にはとても収まりきらない、ドラマティックなお話を聞かせてくださったメルセデスさんが本当にチャーミングだったので、取材時のエピソードをご紹介できたらと思います。

メルセデスさんがご主人であるペーテルさんと“恋に落ちた”お話。彼女は実際に“fell in love”という言葉を使いましたが、そう話すときの笑顔がとても穏やかで温かくて、幸せな気持ちが伝播するようでした。年月を経て再会したときも、出会った当時の“fell in love”した気持ちのままだったから結婚したのだとおっしゃっていました。何という素敵なエピソード。

そんなメルセデスさんを見守る、陶芸家のご主人ペーテルさんも、もの静かな佇まいでありながら時折ユーモラスな発言をして和ませてくれて、こんな話もしてあげたらどう?と妻に促したり、ふと席を立ち、取材を受ける彼女をスマホで撮影したり。そして妻と、彼女が作るチョコレートがどんなにすばらしいか、賞賛の言葉を惜しみませんでした。それも変わらずもの静かで思慮深い言葉と眼差しで。本当に素敵でした。そんな彼らが大切に作るチョコレートだから、北欧でも遠方からたくさんの人がわざわざ買いにくるほどおいしいのだろうと納得できました。

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こちらはオーランド島にある「メルセデスショコラトリー」店内。インタビューにも登場した北欧のスーパーフード、シーバックソーンの絵が飾られています。

現在、「メルセデスショコラトリー」のチョコレートは、国内数カ所にて2月14日(火)まで販売中です。日本のお客様に向けて「ゆっくり味わって食べてほしい」というおふたり。お土産にいただいたチョコレート、決してデスクでキーボードを打ちながら食べたりなんかしません、と心の中で誓い、この週末にいただきました。

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インタビューで触れられていた、ラベンダーのチョコレートは、ラベンダーのお花そのもののような甘い、やさしい香りがふんわりと鼻腔をくすぐるように香りました。カラメルの味もして、後味は甘さとカカオの苦みが両方はっきりと感じられました。合わせたのはスイッチコーヒーのブラジル産「MONTE ALEGRE」。ひと粒のチョコレートを味わうために、お豆を挽いてコーヒーを淹れる、そんな贅沢な時間もうれしいものでした。

madameFIGARO.jpではほかにも、リュクスな逸品から和のエッセンスを取り入れたチョコレートまで、厳選して紹介しています。
自分へのご褒美としてゆっくり味わうのもいいけれど、メルセデスさんのお話を聞き、おいしい味を誰かとシェアするって幸せなことだなと改めて感じました。お世話になった感謝の気持ちを託して、男女の別なくチョコレートやお菓子を贈り合う、本来のバレンタインデーの意味に近づける感じもしました。贈る人を思いながら、どれにしようかと考えながら選ぶのも楽しいですよね。

バレンタインに、リュクスなショコラはいかが?(前編)
バレンタインに、リュクスなショコラはいかが?(後編)
【TOKYOパリジェンヌのスイーツみやげ】ふわり、和のエスプリ香る麗しショコラ。

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