栗山愛以の勝手にファッション談義。

偏愛を込めて、ロンドンファッションレポート。

突然だが、所用でロンドンに行ってきた。

海外でiPhoneに食いついているとそっこう強盗に襲われると聞くし、移動中手持ち無沙汰なときは極力人間観察に努めてきた。
そこでこのたびはその成果を発表させていただきたいと思う。

犬も歩けばカラーヘアに当たる、ロンドン。
1日数人は髪をピンクやグリーンに染めた女子たちに遭遇した。
が、そんな中目に留まったのが黒髪の彼女だ。

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「今」な写真がたくさん展示されていたウォルフガング・ティルマンス展をやっていたテートモダンの本屋で立ち読みしていた。ごついピアスをしていたりするそのマインドからカラーヘアに手が伸びそうなものの、髪が異様なくらい黒い。自分は絶賛南国の鳥のようなグラデーションカラーだが、ここにきてあえての黒、いいかもしれないと心動かされた。そして、フィラのスニーカーにも釘付け。ナイキでもアディダスでも、百歩譲って(?)リーボックでもなく、フィラ。先日のパリコレではアシックスを見かけたし、このあたり、私もいってみちゃおうかしら。

ヨーロッパではふつうっぽい女子にもしれっとタトゥーが入っているのをよく見かける。ロンドンにもちらほらいた。
タトゥーはもはやアクセサリー的な存在。Tシャツ一丁でもタトゥーがあればさまになってしまうが、またしても本屋で見つけた彼女もただのコム デ ギャルソン好きになりそうなスタイルをタトゥーのチラ見せで別次元にもっていっていた。

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あ、あれ?
ふたりともフーディだし、モノトーン。
好みが偏っているからか、一方向にばっかり気が向いてしまっているではないか。
駅で見かけた彼女はその極致。

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思っきしロンドン。
全身真っ黒でタイトシルエットにドクターマーチン。
やっぱり基本こういうスタイルがすてきに思われてしまう性なのである。
以上偏ったロンドンファッション調査報告でした…

と、最後にもうひとつ、ロンドンファッションで気になったことがある。
おそらく小学校中学年くらいの少年たちの風貌だ。
なにやら皆同じような髪型をしているのである。坊主頭で前髪長め。タンタン的な。

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こういう子もカラーヘアと同様の割合くらいでいた。
なんだったんだろう、あれは。ちびっこ内での流行りなのか。
ロンドン事情にお詳しい方、教えてください…

栗山愛以

ファッションをこよなく愛するモードなライター/エディター。辛口の愛あるコメントとイラストにファンが多数。多くの雑誌やWEBで活躍中。

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