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メリメロ・ドゥ・パリ/東京

ダニエル・ドゥ・ラ・ファレーズに魅せられて。

料理研究家のダニエル・ドゥ・ラ・ファレーズのインスタは、彼の料理の写真に魅かれてついみてしまうし、即いいね、を送ることが多い。実はいいね、というより、美味しそうね、といいたいところだ。田舎風のお皿に盛られたパスタも、花と香草のサラダも、美味しそうというだけでなく、いい香りが漂ってきそうだ。
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『NATURE'S LARDER』 DANIEL DE LA FALAISE RIZZOLI刊
 
 彼のレシピ本『ネイチャーズ・ラーダー(NATURE'S LARDER)』は、いわば感性料理といえるものらしく、香りもお料理の重要な要因になっているという。ルバーブのソルベに数滴生姜をおろしてその汁をたらすとか、いい香りのお花のサラダとか、奇を衒って複雑な味のソースを作ったり、派手に盛りつけたりせず、自然の素材をそのままに使っているところがいい。
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 自宅近所の森ビルのライブラリーに、毎日お弁当を持って通う弁当族の私が、最近凝っているのは、いい香りのするお弁当で、バジルやタイム、ローズマリーやパクチー、蓋を開けた途端、ぷうん、とそういう香りが漂ってくると、それだけで嬉しくなる。
 彼の料理本には、250ものレシピが入っているというから、それをみながら毎日お弁当が作れたらどんなにいいだろう。そう思っているのだが、その貴重な本はなかなか入手困難で、今も幻の書のままだ。
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 ダニエル・ドゥ・ラ・ファレーズは、実はイヴ・サンローランのミューズとして、伝説的な存在だったルル・ドゥ・ラ・ファレーズの甥で、彼のこともパリのモード界では知らない人はいないと思う。お洒落な料理研究家なので、引っ張り凧だし、スノッブなパーティーにはダニエルの料理は欠かせない。ケイト・モスの結婚式の日の晩餐会は彼が手掛けていたが、気難しい本人は、余程親しい人でないと引き受けないという。
 私が初めてダニエルの名を目にしたのは、
パリの「クラウス」というティー・サロンだった。そこでアロマ入りのオイルを買ったが、それがダニエルの出しているブランド「ル・ガルド・マンジェ・ドゥ・ラ・ファレーズ」のものだった。確かアロマ入りの酢も、一緒に数種類売っていたように思う。ラヴェンダーかなにかの、いい香りのするオイルだったのを覚えている。
 パリの十六区の「ホリディ・カフェ」では、彼の料理を出している、とオープン当時きいたことがあるけど、今はどうだろう。
 ロンドンの「セルフリッジ」のオンラインでも買えるというし、日本でもどこかで扱ってほしい、と願わずにはいられない。
 
 
 

村上香住子

フランス文学翻訳の後、1985年に渡仏。20年間、本誌をはじめとする女性誌の特派員として取材、執筆。フランスで『Et puis après』(Actes Sud刊)が、日本では『パリ・スタイル 大人のパリガイド』(リトルモア刊)が好評発売中。食べ歩きがなによりも好き!

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