心と身体を元気にする、薬膳レシピ

暑い夏にぴったり!アスパラと鶏のアジアン炒め。

ボストンもようやく暖かくなって木々の緑もまぶしい季節になりました。晴れた日はまさにお散歩日和な感じ。6月は帰国してすぐにお教室なので、そのメニューの試作を天気予報とにらめっこしながら行っています。なかなか暖かくならなかったので、いいお天気の日はもったいなくて家になんかいられなくて。

ところで前回、ソラマメは「胃腸にやさしく、疲れをとってくれてカラダの余分な水分を排出する」とお伝えしましたが、アスパラも同様。今が旬で美味しい時期ですね。同じく胃腸にやさしく疲れをとる鶏肉とあわせました。

日本はもう蒸し暑い日も多いようですが、そんな日にはさっぱりしていて、アジアンなテイスト、欲しくなりませんか?

味的にもこれからの季節にぴったりですが、このレシピ、湿度対策もばっちりです。アスパラだけでなく、一緒に炒めたショウガや、パクチー・ミントのトッピングが効果を発揮します。トッピングとはいえ、たっぷり混ぜ込んで召し上がってくださいね。

湿をカラダから追い出すには、利尿作用のほかに汗をかくなどして発散させて追い出す方法があるのですが、ショウガ、パクチー、ミントがその後者。デザートの飾りにミントを1パック買ったはいいけれど、余ってしまってそのままダメにしちゃうケース、ありませんか??モヒートにして消費するのも一手ですが、モヒートだとエキスだけ。ぜひこのレシピで一気に消費してください。

日本の夏は暑さだけでなく、湿度対策も必要。とってもビールによく合うお料理なのですが、ビールは湿をためる原因にもなりますのでほどほどに。

-アスパラと鶏ひき肉のアジアン炒め-

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【材料】2人分

・アスパラガス 8本
・鶏ひき肉 150g
・赤タマネギ 1/4個
・しょうが みじん切り 大さじ1強
・にんにく みじん切り 小さじ1
・塩 2つまみ
・酒 大さじ1
・ナンプラー 大さじ1/2
・レモン汁 大さじ1/2
・ゴマ油 大さじ1
・粗挽き黒コショウ 少々
・パクチー 適宜
・ミント 適宜
・レモン くし切り 適宜

【作り方】

1. アスパラはピーラーで下半分の皮をむき、長めの乱切りにする。赤タマネギは繊維に沿ってスライスする。パクチー、ミントは葉を摘む。

2. フライパンにしょうが、にんにく、ゴマ油を入れて熱し、香りがたってきたら鶏ひき肉、塩を加えて炒める。アスパラと酒を加え、アスパラが柔らかくなったら赤タマネギを加えてさっと炒め、ナンプラー、レモン汁を加えて混ぜ合わせる。

3. 器に盛り、粗挽き黒コショウをふり、パクチー、ミント、レモンを添える。

ちづかみゆき

料理家・国際中医薬膳師。身体を壊したことがきっかけで薬膳を学び資格を取得。上海、ボストンで活動後、東京に拠点を移す。旬食材の効能を活かした心と身体に寄り添うレシピを提案。料理教室meixue(メイシュエ)主宰。雑誌、企業へのレシピ提供、コラム執筆などを行う。近著に「暮らしの図鑑 薬膳」「巣ごもりごはん便利帳」など。
http://meixue.jp
Instagram: @miyukichizuka

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