さくらんぼの実る頃は「さくらんぼのタルティーヌ」
“ le temps des cerises” さくらんぼの季節、ですね。毎年、この頃になると思い出すのが「さくらんぼの実る頃」という名のシャンソン。イヴ・モンタンやジュリエット・グレコらフランスの名歌手たちに歌われ、親しまれている曲ですが、儚い恋と失恋の悲しみが綴られている切ない歌詞。さくらんぼの甘酸っぱさに、切ない気持ちが呼び起こされるような気がします。
先週、訪れた中野のフレンチレストラン「松㐂」では、le temps des cerisesという名のラングドックのワインを飲みながら、チーズと一緒にさくらんぼを食べ、そしてデザートには、もちろん、さくらんぼのクラフティを。大好きなワインなので、季節を問わずいただくのですが、さくらんぼを味わいながら飲むとまた格別な気持ちになります。
そして、さくらんぼはおつまみレシピにだって使います。サラダにしたり、桃と合わせたパスタなどを。今回のレシピはチーズ、生ハムと一緒にタルティーヌにしてみました。チーズや生ハムの塩気が、さくらんぼの甘酸っぱさを引き立ててくれます。こちらのレシピには、ロゼワインが気分でしょうか。
「さくらんぼの実る頃」の歌詞には、「恋の終わりを恐れるのなら、さくらんぼの赤い実を愛してはいけない」とあるのですが、果物も恋も季節が限られているものだからこそ、美しいもの。この季節ならではのものを大切に味わいたいですね。
さくらんぼのタルティーヌ
<材料 2人分>
バゲットの薄切り 6枚
さくらんぼ 粒
モッツァレラチーズ 1/2個
生ハム 2枚
オリーブオイル
<作り方>
1.さくらんぼは横半分に切って、種をとり、モッツァレラチーズは小さく切る。
2.バゲットにさくらんぼ、モッツァレラチーズを乗せ、オリーブオイルをまわしかけて、オーブントースターで焼く。
3.生ハムを食べやすく切って乗せ、好みでさらにオリーブオイルをかける。
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