映画『アズミ・ハルコは行方不明』がついに公開! 注目の出演者&監督が呟く「ぼくも私も行方不明?!」

Culture 2016.11.30

12月3日に公開される、『アズミ・ハルコは行方不明』。物語は、“アラサー、ハタチ、女子高生”と、女の子たちのさまざまな思いや葛藤を描き出した作品。しかし、その女の子たちに関わる男の子たちだって、さまざまな葛藤はあるはず!ということで、プライベートでも仲良しの、本作を監督した、松居大悟さん、若手俳優として大注目の太賀さん、葉山奨之さん、シンガーソングライターで俳優としても活躍する石崎ひゅーいさんと、アラサー、そしてハタチ付近の男の子に集まっていただき、本作のキーワードである“葛藤”や“行方不明”“これから”について赤裸々にワイワイお話しいただきました! 劇中でも印象的な、LINE風にお届けします!


フィガロ

まず、映画タイトルにちなんで、行方不明になりたい!と思ったことは?

太賀

しょっちゅう!
ぼくは現場に入る前かな。
怖くて逃げたくなりますね。

葉山

ぼくは、芝居で納得できなかったときかな。

松居

ずっと昔ですけど、自分を慰めるときに、ドアに竹刀をはさんで絶対に家族が入ってこれないようにしていたんです。

石崎

自分を軟禁したんだね。

松居

そんなときに、母親が部屋のドアを叩いたんです。
行方不明になりたかった......。
フィガロなのにこんなこと言っていいのかなあ。

フィガロ

石崎さんはありますか?

石崎

自分を軟禁したこと?!

フィガロ

行方不明になりたいと思ったことです!

石崎

ぼくは、最近だと47都道府県ライブをやっていたとき。
13日間歌を唄って、1日休んで、テレビで唄って、また13日間唄って、というのを2カ月続けたときかな。

葉山

きつー!

蒼井優さんが参加しました。
蒼井

何してるの?!

石崎

男子会だよ。

蒼井

なんかみんなもじゃもじゃしてるよ。

蒼井

あっ、取材中だ!すみません、、、

葉山

松居さんの話やばいっすよ。フィガロなのに。

高畑充希さんが参加しました。
高畑

フィガロなのに?!

蒼井さん、高畑さん退出しました。
松居

まじめな話しをしますと。作品を撮り終わったときかな。
実際なりますし。
アウトプットし続けると人と話したくないし、会いたくなくなる。

太賀

それあるかも!

松居

誰とも話したくない。
バランスが取れなくなっちゃうんです。

太賀

そうかも。

フィガロ

映画のテーマのひとつでもある"葛藤"。その象徴でもあるのが思春期。みなさんの思春期はどんな感じでしたか?
一言で言うと?

松居

いまだに思春期! 15年思春期継続中です。思春期は、現在!

太賀

一言でいうと......考えておくので、先にどうぞ。

葉山

うーん、悪ガキ!
とにかく大人が嫌いだった!

石崎

ぼくは......。裸!

松居、葉山

        爆!        

スタッフ

みなさん少し声のボリュームを下げてもらえますか......。

葉山

あっ、すいません...。

石崎

あっ、静かにですか......。
はい、ずっと裸でした。

葉山

その風貌で裸とか言われると、やばい感じですよ!

石崎

えっ!
今日はだいぶ俳優感出してきたんだけど......。

(※集合写真をご参照ください)

太賀

予備校生みたいっすよ。15浪!

石崎

うるせーな、笑!

太賀

ぼくは、いま思いついたんですけど、睡眠です。
青春は、睡眠!

フィガロ

最後の質問です。
20年後に何をしていると思いますか??

太賀

20年後?!

葉山

難しいっすね。

太賀

理想的未来? 現実的未来?

葉山

ぼくは、俳優を続けているかわからないな。
監督もやってみたいし、俳優だけでは終わらないぞ、って思ってます。

太賀

ぼくは、バツ1子持ちな気がするな、笑。

葉山

ネガティブか!

石崎

ぼくは、明確にあるんです。
吉田類さんの後を継いで、「酒場放浪記2」をやっていると思います。

松居、太賀

いいな、それ。

石崎

これは明確ですね。

松居

ぼくは、川沿いのロッジでカレーの美味しい喫茶店をやっていると思う。

松居

カレーは自分でつくるのかわからないけど。

太賀

実質オーナーってことですか?

松居

ぼくはレコード変えるだけです。

太賀

珈琲は?

松居

珈琲はぼくが淹れます。

太賀

じゃあ、みんなで行きますね。

photo:SHUNSUKE OKUI

【アズミ・ハルコ座談、登場人物】
石崎さん(左から二人目)の着ているTシャツには松居監督の顔が。 撮影の時間もワイワイ楽しそうな4人でした。

(写真左から)
葉山奨之(俳優)
1995年、大阪生まれ。2011年、テレビドラマ『鈴木先生』でデビュー。2015年にはNHKの連続テレビ小説「まれ」で主人公の弟役を演じ、一躍注目される。12月3日には映画『古都』が公開。2017年2月には『きょうのキラ君』が公開予定。
@officialshonohayama

石崎ひゅーい(シンガーソングライター)
1984年、茨城県生まれ。2012年アルバム『第三惑星交響曲』でデビュー。 5月にはセカンドアルバム『花瓶の花』、12月7日ニューアルバム『アタラズモ トオカラズ』発売。
www.ishizakihuwie.com/ @huwie0307

松居大悟(監督)
1985年、福岡県生まれ。劇団「ゴジゲン」主宰、全作品の作・演出・出演を担う。2009年、NHK『ふたりのスピカ』で同局最年少ドラマ脚本デビュー。12年に『アフロ田中』で長編映画初監督。そのほか映画『ワンダフルワールドそのほか映画『ワンダフルワールドエンド』『私たちのハァハァ』などを発表。現在、原作を手掛ける漫画『恋と罰』が連載中。
http://webcomic.ohtabooks.com/koi-to-batsu/ @daradaradayo

太賀(俳優)
1993年、東京生まれ。2006年、テレビドラマ「新宿の母物語」で俳優デビュー。テレビドラマや映画で活躍する注目の若手俳優。出演作に、第69回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門で審査員賞を受賞した『淵に立つ』など。2017年に『追憶』が公開される。

『アズミ・ハルコは行方不明』 地方都市の独身OL・安曇春子(28歳)の失踪事件の背景と行く末を"アラサ―、ハタチ、女子高生"の三世代の女の子たちの生き方を浮き彫りにしつつ描いた青春小説を、松居大悟が映画化!

●監督/松居大悟
●2015年日本
●配給/ファントム・フィルム/Ⓒ2016「アズミ・ハルコは行方不明」製作委員会
●12月3日新宿武蔵野館ほか公開
azumiharuko.com

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