「石井ゆかりの星占い」発売記念カウントダウン企画!

石井ゆかり星占い、2014年を振り返る。

「水」から「火」の世界へと向かった2014年。それは、閉じられた世界から外側に広がる未知の世界への移行をとは?
※2014年の各星座の運勢は、12月9日(金)発売のフィガロジャポン ホロスコープ「石井ゆかりの星占い」に掲載しています。

特集

December 6, 2016

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以下「フィガロジャポン」2014年1月号より。

水の世界 から 火の世界 へ。
融合の渦から飛び出して臨む、ひとりひとりの闘い。

2013年の後半は言わば「水の世界」でした。
星占いにおける「水」とは、感情と共感、人と人とを利害を超えたもので結びつける「気持ち」を指します。
人を取り巻く人間関係は、思い出や愛情、恩義や、時に憎しみなど、切っても切れないもので結ばれています。
ビジネスや社会的な関係が、利害や契約でのみ結ばれていたがるなら、それらは簡単に切り離すことができますが、「 水」で結びついた部分は、簡単には切り離せません。
2011年の春に海王星が魚座に移動し、2012年の秋に土星が蠍座に入り、2013年の初夏に木星が蟹座に足を踏み入れて、ここに「水のグランドトライン」と呼ばれる大きな形ができあがりました。
2013年はたとえば、TVドラマ『あまちゃん』が人気を博しましたが、海女という「水」の世界の出来事、そして祖母・母・娘と三代にわたって流れる「母なるもの」の物語、さらに、震災の記憶や
過去のアイドル文化のノスタルジーなど、いずれも、まさに「水」の要素が色濃く感じられるブームだったと言えます。

>>次ページへ続く

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馴染んだもの、懐かしいもの、帰る場所、優しさ、心の氷解、和解。
論理では説明のつかない、合理的に整理できない力を多くの人が認め、楽しみ、自分たちを結びつけているように感じました。
また、日本に限って言えば、オリンピック招致が叶ったことが話題になりましたがそこで「国」を意識する雰囲気が生まれました。
人と人とを結びつける「水」は、ナショナリズムにもつながっています。
私たちは共同体とその歴史、自分を包み込んでいる感情の世界をこの時期、強く意識しながら生きていた、と言えるかもしれません。

2014年前半は、この「水」の世界がしばらく続いていきます。
そして、2014年後半になると、木星が火の星座である獅子座へと移動し、さらに年末、土星が同じく火の星座の射手座への移動を開始します。
火の星座には、2011年から天王星も滞在しており、ここに大きな三角形が再び、形成されることになります。

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「火」は、星占いの世界では、直観、情熱、闘いなどを象徴する、文字どおりの、熱く勢いのある力を象徴します。
「水」は、仲間同士、国家の中、といったように、ある種のクローズドな「器」の中で盛り上がる要素ですが、「火」は、そうした閉じたテリトリーの外側に出て行こうとする、非常にパンチの効いた広がりを持っています。
表現すること、挑戦すること、勝負を挑むこと。
ナショナリズムからグローバリズムへ、というようなシフトが、ここで起こってくるのかもしれません。
とはいえ、「火の世界」が本格化するのは2015年です。
2014年は、水から火への「ブリッジ」のような世界と言えます。
内側に醸成した個人的な思い、物語、本音、欲求、大切なものを守る力が、今度は外側にいる「他者」に向かって、勢いよく飛び出していきます。

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もう少し短いスパンでの特徴的な動きとして、火星の動きが挙げられます。
火星は2013年の年末から、2014年7月まで、天秤座に長期滞在するのです。
天秤座は一対一の人間関係、契約や交渉、結婚などを象徴する星座です。
ここに火星が長居する時、人間関係の中でフタをされていたことを「外に出す」ような流れが生じるのではないかと思います。
私たちは「関わり」の中でさまざまなことをガマンし、飲み込んでいるところがあります。
そうした「飲み込んでしまっているもの」を外に出して、きちんとぶつかり合っていける時期、と言えるかもしれません。
ここでも、すべてを溶け合わせてしまう「水の世界」からの脱出の動きがちらりと見えるような気がします。

>>次ページ「2014年下半期・「水」の世界から「火」の世界へ。閉じた世界から、外側に広がる未知の世界へと大きな「扉」を開く。」

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以下「フィガロジャポン」2014年7月号より。

「水」の世界から「火」の世界へ。
閉じた世界から、外側に広がる未知の世界へと
大きな「扉」を開く。

2014年6月から2015年にかけて、ふたつの星、木星と土星が「火」の世界へと舵を切ります。
「火」は、星占いの世界では、情熱と直観、挑戦と冒険、自己主張と勝利を司る世界です。
私たちは生きている時、エネルギーを燃やして熱を発しており、死んでしまうと、熱を失って氷のように冷たくなります。
星占いにおける「火」は、この、生命そのもののような「熱」を象徴しています。
太陽エネルギーは私たちの命の源であり、私たちの暗い夜を輝く炎で照らし出します。
「火」は、私たちを活かす力であると同時に、私たちの命が生み出すものでもあるわけです。

2013年後半から2014年前半、木星は水の星座である蟹座に位置していました。
2012年終わりから、土星はずっと、同じく水の星座である蠍座に位置していました。
木星はひとつの星座に約1年、土星はひとつの星座に約2年半ほど滞在し、ロングスパンの時間を読む上でとても重要な星々です。
このふたつの星が「水」の中にあった2013年から2014年、私たちは「心」の創り出す世界の中で、同じ風景を見る者同士で集まり、内なる共感を育て続けていたように思います。
水の世界は、感情、共感、人と人との心情的な結びつき、帰属意識、保護などを象徴します。
水の世界は、言わば、人同士の結びつきでできた「家」です。

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2014年7月、木星は火の星座である獅子座へと移動します。
さらに2014年のクリスマスイブ、土星は同じく火の星座の射手座へと入っていきます。
火の世界は若者が冒険を夢見て家を飛び出していくような、「外」へと向かう世界です。
たとえば、子どもが幼い時には危険を遠ざけ、安全な閉じた世界で守らねばなりません。
ですが、ある程度大きくなったならば、ひとりで外に出て自分の力を試すための「自由」を与えることが必要になります。
「幼いころには根を与えよ、大きくなったら翼を与えよ」という言葉がありますが、火の世界は、この「翼」の世界と言えるかもしれません。

前回土星が射手座に入った時、長い「冷戦」が終結の時を迎えました。
射手座は、未知の世界への冒険を象徴する星座です。
未知なる世界で、私たちは自分たちの常識や価値観が通用しないことに気づきますが、それと同時に、どんな場でも普遍的に通じる笑顔や、優しさや、愛を見つけます。
また、木星が入っていく獅子座は愛と自己表現の星座です。
2014年後半から2015年にかけて、私たちは「外の世界に向かう自分」を、新たに発見することになるのかもしれません。

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石井ゆかり
ライター。星占いの記事やエッセイなどを執筆。『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。2014年11月刊の『3年の星占い(星座別)』(WAVE出版刊)も34万部を突破。主宰のWEBサイトは『筋トレ』http://st.sakura.ne.jp/~iyukari/

illustration : SHOGO SEKINE

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