三谷幸喜が書き下ろす、無名の喜劇役者の物語。

Culture 2016.12.07

『エノケソ一代記』

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喜劇役者エノケソを演じる市川猿之助(左上)、その妻役の吉田羊(右上)、三谷幸喜(右下)。三谷の役者復帰は1992年の自作『Vamp Show』以来。

 大河ドラマ「真田丸」以来初となる、三谷幸喜の書き下ろし戯曲。取り上げるのは昭和の喜劇王エノケンこと榎本健一、ではなく、エノケンのニセ者としてドサ回り一座を率いた喜劇役者“エノケソ”だという。エノケンの芸に憧れ、ひたすらその存在に近づこうと奮闘した男と、彼を支え続けた妻の人生、彼らを取り巻く人間たちの泣き笑いが描かれる。
 主人公を演じるのは、三谷による2006年のパルコ歌舞伎『決闘!高田馬場』でも、天才的なコメディセンスを発揮した市川猿之助。三谷と組んだ現代物は今回が初めてということで、きっと爆発してくれるはず。妻役をいまや超売れっ子の吉田羊が演じるほか、浅野和之、春海四方らが出演。さらに、演出も手がける三谷幸喜自身が、実に24年ぶりに役者として本格的に舞台に登場する!
 実際に各地に出没したというニセのエノケン。芸に取り憑かれた人間とそれを楽しんだ人々の風景が蘇る。

『エノケソ一代記』
世田谷パブリックシアター(東京・三軒茶屋)
日程:11/27~12/26
全席指定S席¥9,800、A席¥7,800、B席¥5,800 ※当日券あり

●問い合わせ先:
シス・カンパニー
tel:03-5423-5906
www.siscompany.com/enokeso/

*「フィガロジャポン」2017年1月号より抜粋

réalisation : KAORI SHINDO

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