癖になりそうな、フレンチタッチのサイケデリック。
Culture 2017.01.06
『グラン・シエン』/バルバガッロ
Pヴァイン ¥2,592
現在形サイケデリックバンドと称されるオーストラリアの人気バンド、テーム・インパラ。そのドラマーであるフランス人のジュリアン・バルバガッロが、初めて作り上げたソロアルバムが到着。レトロ感覚のきらびやかなサウンドに、シンガーソングライター然とした内省的な歌声の魅力でじっくりと聴かせる。全体的に往年のフレンチポップにも似たドリーミーな雰囲気だが、どこかダウナーな空気が漂っているところが癖になる。
*『フィガロジャポン』2017年1月号より抜粋
réalisation : HITOSHI KURIMOTO