現代を予感させる、パリ・ナビ派の芸術家たちの秀作。

Culture 2017.02.16

『オルセーのナビ派展:美の預言者たち—ささやきとざわめき』

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フェリックス・ヴァロットン『化粧台の前のミシア』1898年。オルセー美術館蔵。新聞小説の挿絵のような、暗示的作風が魅力的。

ゴーギャンの影響を受け、19世紀末のパリに起こったボナール、ドニ、ヴュイヤールら若き芸術家たちのグループ「ナビ(預言者)派」。現代のコミックやイラストを思わせる平坦で装飾的な洗練された画風で、モダニズムの波が打ち寄せる時代の都市生活を描き、背後に秘められた人間感情をデリケートに表現した秀作が多い。

『オルセーのナビ派展:美の預言者たち—ささやきとざわめき』

会期:開催中~5/21
三菱一号館美術館(東京・丸の内)
営)10時~18時(祝日除く、金曜、第2水曜、会期最終週平日は~20時まで)
休)月(3/20、5/1、5/15は開館)
料)一般¥1,700

●問い合わせ先:
tel:03-5777-8600
http://mimt.jp/nabis

*「フィガロジャポン」2017年3月号より抜粋

réalisation : CHIE SUMIYOSHI

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