注目のクリエイター、ジャック・グリーンのデビュー作。
Culture 2017.05.12
クラブシーンをゆるがす、鋭き才能。
『フィール・インフィニット』 /ジャック・グリーン
ビート ¥2,083
女性の吐息がフィーチャーされた艶めかしいナンバーから始まるのは、レディオヘッドをも魅了したカナダのサウンドクリエイターによるデビューアルバム。2年以上もかけて制作されたという緻密にプログラミングされたトラックは、最先端のダンスミュージックを反映しているが、ポップな感覚を忘れていないのがさすがだ。インストを基調としながらも、時折聞こえるボーカルも心地よい。いつの間にか深い白昼夢へと導かれるようだ。
*『フィガロジャポン』2017年5月号より抜粋
réalisation : HITOSHI KURIMOTO