立田敦子のカンヌ映画祭レポート2017　#07 イーストウッドにドヌーヴ、 第70周年イベントにスターも大物監督も大集合！

　今年は、カンヌ国際映画祭70回目のアニバーサリーイヤーということで、さまざまなイベントが開かれています。5月23日の夜には、セレモニーが盛大に開催されました。

レッドカーペットは圧巻！　ニコール・キッドマン、シャーリーズ・セロン、イザベル・アジャーニ、マリオン・コティヤール、ジュリアン・ムーアら女優陣や、パルムドール受賞歴のあるミヒャエル・ハネケ、ロマン・ポランスキー、デヴィッド・リンチ、俳優賞受賞者であるマッツ・ミケルセン、クリストフ・ヴァルツ、ベニチオ・デル・トロなど、錚々たる顔ぶれ。

豪華ゲストが勢ぞろい！
©Valery Hache/AFPGettyImages ©French Association of the International Film Festival

シャーリーズ・セロンも登場。黒のチュールドレスは、ディオールのオートクチュール。
©Dior/GettyImages

ダイアン・クルーガーは、ディオールのグレーのレースドレスを纏って。
©Dior/GettyImages

ジュリアン・ムーアが着用しているシフォンドレスは、ルイ・ヴィトンのカスタムメイド。
©Louis Vuitton

ディオールのタキシードに身を包んだ、巨匠ミヒャエル・ハネケの姿も。
©Dior/GettyImages

またメキシコ組は、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、アルフォンソ・キュアロン、ギレルモ・デル・トロの三人組や、ガエル・ガルシア・ベルナル、ディエゴ・ルナ、サルマ・ハエックの俳優陣が揃って入場するなど、チームワークの良さを見せつけました。

メキシコを代表する映画監督のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。
©Dior/GettyImages

ガエル・ガルシア・ベルナルとディエゴ・ルナ。
©Dior/GettyImages

セレモニーでは、イザベル・ユペールやヴァンサン・ランドンなど、フランスを代表する俳優が登壇。『男と女』（1966年）や『ピアノ・レッスン』（93年）など、歴代のカンヌを飾った映画音楽のパフォーマンスでステージは盛り上がりました。　　

特別上映は、昨年7月に76歳で逝去したイランのアッバス・キアロスタミの遺作『24Frames』。『桜桃の味』（97年）でパルムドールを受賞した、名匠の早すぎる死を悼みました。会場には監督の息子の姿も。

『24Frames』より。
©French Association of the International Film Festival

ステージ外でも、クリント・イーストウッド、アルフォンソ・キュアロンなどの名監督たちによるマスタークラス（講演会）が開催されました。イースドウッドは、特別上映されたアカデミー賞受賞作でもある『許されざる者』（92年）の舞台挨拶にも登壇。映画関係者やジャーナリストの間でも特に人気の高い監督なので、彼が姿を見せるだけで大いに盛り上がります。

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