立田敦子のカンヌ映画祭レポート2017 #08 「ショパール・トロフィー」決定! カンヌで新人発掘。

Culture 2017.05.27

 カンヌでは、これまでも数々の新しいスターが生まれてきましたが、その登竜門のひとつと言えるのが、「ショパール・トロフィー」です。1988年よりカンヌ国際映画祭のオフィシャルパートナーとなっているショパールが、2001年より創設した、将来性の高い若手俳優に贈る賞です。オドレイ・トトゥ、レア・セドゥ、マリオン・コティヤールなど、現在、第一線で活躍するスターたちもこのトロフィーを手にしてきました。

第17回を迎える今年の受賞者は、アニヤ・テイラー=ジョイとジョージ・マッケイ。トロフィーは、シャーリーズ・セロンより授与されました。

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左から、アニヤ・テイラー=ジョイ、シャーリーズ・セロン、ジョージ・マッケイ。
©Chopard

アニヤは、1996年マイアミ生まれ。生後間もなくしてアルゼンチンに移住し、6歳からはロンドンで育っています。ロバート・エガース監督の『ウィッチ』(17年7月日本公開予定)で、スクリーンデビューを果たしました。現在公開中のM・ナイト・シャマラン監督作品『スプリット』では、ジェームズ・マカヴォイとも共演しており、注目を浴びています。

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トロフィーを手にする、アニヤ・テイラー=ジョイ。
©Chopard

ジョージ・マッケイは、1992年ロンドン生まれの25歳。エドワード・ズウィック監督作品『ディファイアンス』(08年)などに出演しています。『パレードへようこそ』(15年)では、第68回カンヌ国際映画祭のパルムクイア賞を受賞しています。

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トロフィーを手にする、ジョージ・マッケイ。
©Chopard

ショパール賞の受賞パーティには、マリオン・コティヤール、コリン・ファース、ジュリエット・ビノシュ、ステイシー・マーティンなどが来場しました!

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多くのセレブが来場し、パーティーに華を添えた。
©Chopard

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映画ジャーナリスト 立田敦子
大学在学中に編集・ライターとして活動し、『フィガロジャポン』の他、『GQ JAPAN』『すばる』『キネマ旬報』など、さまざまなジャンルの媒体で活躍。セレブリティへのインタビュー取材も多く、その数は年間200人以上とか。カンヌ映画祭には毎年出席し、独自の視点でレポートを発信している。
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