時代が愛する、靴とバッグ。#10 ボッテガ・ヴェネタの美しいクラッチがリバイバル。

Fashion 2017.09.13

歴史あるメゾンには銘品があり、それは時代とともに進化を遂げる。新たな解釈からアップデートされた靴とバッグのヒストリーと、由縁ある女性たちとの物語。シンプルなデザインだからこそ高いクラフツマンシップが光る、ボッテガ・ヴェネタのクラッチバッグが、ブランド創業50周年を記念して蘇った。

- Bottega Veneta -

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このクラッチは、ブランド創業50周年を記念してリバイバルを果たした。バッグ「ザ・ローレン1980」(H18×W28×D8cm)上:クロコダイル¥1,587,600、中、下:各¥286,200/以上ボッテガ・ヴェネタ(ボッテガ・ヴェネタ ジャパン)

上流階級の人妻が若いジゴロと恋に落ちる姿を描いた1980年代の映画『アメリカン・ジゴロ』。劇中でローレン・ハットン演じる裕福な女性が身に着けていたのが、ボッテガ・ヴェネタのイントレチャートのクラッチバッグだった。80年代のビバリーヒルズの、グラマラスでありながらも控えめな雰囲気を纏ったこのクラッチが、リバイバルして誕生したのが新作「ザ・ローレン1980」だ。ナッパレザーを編み込んだイントレチャートがアイコニックなクラッチは、その卓越したクラフツマンシップをおおいに発揮した仕上がりに。1966年にイタリアで創業したボッテガ・ヴェネタは当初、スムースレザーのバッグを製作していた。その後、長い時間をかけ、試行錯誤した末、70年代に発表されたイントレチャートは、レザーの柔らかさを生かしながらも耐久性が保てるボッテガ・ヴェネタの真骨頂。その強みである高い職人技を存分に生かし、1点1点手作業により、大切に作られている。

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Lauren Hutton
ローレン・ハットン


2016年9月にミラノで発表された2017年春夏のコレクションでは、御年73歳となった女優のローレン・ハットンが、最新ルックに身を包んでランウェイを闊歩し、話題となった。

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●問い合わせ先:
ボッテガ・ヴェネタ ジャパン 0120-60-1966(フリーダイヤル)
*『フィガロジャポン』2017年9月号より抜粋

photos : MASAHIRO SANBE, stylisme : CHIAKI UTSUNOMIYA, texte : TOMOKO KAWAKAMI

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