石井ゆかりの星占い

情緒ある文体でつづられる12星座占いが大人気の石井ゆかりさんによる星占い。
「フィガロジャポン」本誌で好評を博した今年1年の運勢と毎月の占いのバックナンバーを掲載。
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2017年の星占い

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しし座   07.23 - 08.22

個人として集めた宝物を持って、 自分を外の世界に「投げ出す」。

個人的に好きな自国の作家の作品に、海外にもファンがいた、ということが分かると、不思議な喜びが湧きます。個人として恋愛をし、パートナーを得て、結婚式などでそれを「お披露目」すると、お互いの関係が新しく社会的な意味を持ち、重みを増します。ある国の言葉を教科書で勉強した後、その国に行って実際に言葉を使ってみると自分の勉強が「本物になった」感じがするものです。これらはすべて、個人の世界でやっていたことを「外の世界」に持っていった時、新しい現実がそこに立ち上がる、という現象だと思います。

私たちは幼い頃、ごく小さな世界に住んでいて、大人になるに従って、外へ外へと、活動の範囲を拡げていきます。その際、まるで新しいものに出合って次々に自分の中に取り込んでいく、というプロセスも当然、発生するわけですが、それ以上に「すでに得ている知識や材料が、外に出て初めて『本物』となり、『自分のもの』になる」という驚きを感じて進むものなのではないかと思うのです。机上の知識でしかなかったものが、仕事や社会的活動の場で「用いた」時、もはや「いつどこで覚えたか」「何の本に書かれていたか」など分からないほど、自分自身の一部として機能するようになります。自分を成長させるには、ある程度の「仕入れ」を行った状態で、自分自身を外の世界に投げ出してみることが必要になるわけです。

2016年後半から、獅子座の人々はたくさんの「仕入れ」を行ってきているはずです。本に学び、人に学び、体験に学んで、自分で自分の世界観・価値観を拡大しようとひたむきに努力を続けて来たのではないでしょうか。こと、自分で選んだことや好きでしていることに関してはなかなか「努力」という意識を持ちにくい場合もありますが、今の貴方は間違いなく、粘り強い愛や関心のもとに努力を続けているはずです。2017年上半期、貴方は努力によって得たものをたずさえて、上記のように「外の世界に向けて自分を投げ出す」ことに挑戦するようです。遠征に出る人もいるでしょうし、何らかの集団に参加する人もいるでしょう。そこではもちろん、新しい出会いと経験を得て、刺激を受け、視野を拡げることになるだろうと思うのですが、それ以上に「自分と同じ言葉で話す人に出会う」体験、「自分が得てきたものを評価してくれる人に出会う」体験を経て、今まで少し遊離していたものが、自分の中にしっかりと組み込まれたことに気づかされるだろうと思うのです。それによって、まるで2本しか脚のなかった椅子にもうひとつの脚が加わるように、どっしりと安定感のある自信を得られます。とはいえこの自信は、貴方を満足させて前進を止めさせるような力ではなく、さらに新しい場所に進むよう、背中を押してくれる力です。

2017年上半期の獅子座の人々は、とにかく「動く」ことになるでしょう。歩きやすい靴を何足も揃えたくなるくらい、フットワークで勝負できる時なのです。これらの「動き」は、決して直線的なものではなく、まるで領土を拡げていくかのごとく面的に、または時空を膨らませるように展開します。また、この時期の貴方はとにかくたくさん語り、たくさん聞き、たくさん書いて、たくさん読むでしょう。ここで貴方が吸収していく知識やアイデアは雑多な部品の集積にとどまらず最終的にひとつの哲学として起ち上がり、貴方の行く先を明るく照らすはずです。

7.23-8.4 生まれの貴方

頼り頼られることへの不安が、ぬぐい去られる。

人をどこまで「アテにして」いいのか、年齢を重ねるほど、そのことは難しくなっていくようです。幼い頃は親や身近な大人たちを無心に信じることもできたのに、大人になると「遠慮なく頼ってね」と言われたところでどこまで頼っていいのか、容易に判断はつきません。2011年頃から、人から力を借りることや人に頼ることについて、特に強い迷いを感じてきたのではないでしょうか。その迷いがこの2017年上半期、すうっと消えていきそうです。人の清らかな思いや懐の深さを自然に感知し、遠慮しすぎたり、頼りすぎたりするようなバランスの悪さをクリアに見抜いて整理できるようになるでしょう。1月から2月にかけて、そうした「頼る・甘える」ことの軌道修正を活発に行えそうです。特に、2月上旬以降、貴方を助けてくれる誰かとの非常に強い絆が生まれ育っていく気配もあります。3月中旬から下旬は、大勝負の舞台に立つことになるかもしれません。かなり大きなチャンスが巡ってきそうです。4月下旬から5月上旬は、情熱的な仲間を得て、かなり遠くまで遠征に出ることになるようです。ちょっと出かけた先で、もっと遠くまで連れて行ってくれる誰かに出会えるのかもしれません。三蔵法師のように、新しい知を携えて帰ってこられるようです。また、この時期は愛にも強い追い風が吹きます。5月後半は、滞っていた仕事や対外的な活動の遅れを取り戻せそうです。スピードを上げて勢いよく成果を出せるでしょう。6月は気楽に掴めるチャンスに恵まれそうです。そのチャンスを通して、心の奥にあるしこりを溶かすこともできるかもしれません。

8.5-8.14 生まれの貴方

「利用される」か「必要とされる」か、その境目に立つ。

「利用される」ことと「必要とされる」ことの境目は、曖昧です。その差はおそらく「人間として敬意を払い、尊重してくれているかどうか」というあたりにあるのかもしれませんが、たとえば、利用価値が非常に高い場合は、相手も失わないよう大切に扱わざるを得ないでしょう。この「大切な扱い」が行き届いているならば、私たちは「必要とされている」と感じざるを得ないだろうと思います。利用されるのではなく必要とされたい、という思いは、私たちの「人の心を支配したい」という欲望と、地下茎でつながっているのかもしれません。2017年上半期、貴方は「利用される」ことと「必要とされる」ことの境目に立って、人間関係を拡く見渡すことになるようです。もし、搾取されるばかりでちっとも心が満たされないと感じているなら、関わり自体を軌道修正できるでしょう。あるいは、必要とされているのにそれに十分応えることができていないと気づき、相手に対する態度を改める人もいるはずです。1月はそうした「関係の見直し・軌道修正」を根本的に進めていける時期です。経済的な関係性も望ましい形に整理できるでしょう。また、非常に貴重な「ギフト」を受け取れそうな時期でもあります。勇気を出して価値あるものを「引き受ける」人もいそうです。2月下旬から3月中旬、5月後半は、旅に妙味がある時期です。美しい冒険旅行ができそうです。この時期は愛にも追い風が吹きます。3月末から4月上旬は、仕事や社会的な活動の場で「勝負」の機会が巡ってきます。大きなチャンスを掴む人もいるでしょう。さらに、4月から夏にかけては、本腰を入れて勉強する人も少なくなさそうです。資格取得などにも向く時期です。

8.15-8.22 生まれの貴方

知的な「ボトルネック」をするりと通り抜けて、新しい世界に向かう。

算数の嫌いな小学6年生に、3年生くらいで習うかけ算と割り算を丁寧に教えたところ、一気に算数が得意になった!というような話を耳にしました。劇的な変化で、本人もとてもやる気が出たということです。最初のところでつまづいてしまうと、その先全体が分からなくなる、というのは、大人になってもよくあることだと思います。「今さらこんなこと聞けないなあ」「最初から勉強するなんて、気が遠くなるようだし、どうせやっても結局分からないだろう」など、何となく知っているふうを装って「スルー」してしまうこともけっこうあるのではないかと思うのです。でも、内心は非常に興味があったり、「あれが分かったら、きっと新しい世界に行けるのではないか」という予感があったりしてずっと気にし続けているようなテーマがあるなら、2017年上半期は、大きなチャンスの季節と言えます。これまで分かりそうで分からなかったことや、本当は知りたいのに学ぶ機会を逸してきたことがあれば、ここでガツンと学べそうなのです。特に、前述の小学生のように「それさえ分かれば、あとはぐんぐん進める」ようなポイントを一気に通過していけるのです。1月から3月にかけては、そうした「一気に通過」のチャンスなのですが、ここではそれを後押ししてくれる「先生」にも恵まれます。2月前半、蛹が羽化するように、積み重ねて来たことが見事に「開花」するでしょう。この時期に起こることは「運命」や「奇跡」という言葉がぴったりくるほどドラマティックで、貴方を真に解放し、自由にし、本来の姿に立ち返らせるような力を持っています。4月は大活躍できるチャンスが巡ってきます。さらに、4月と5月末から6月は、愛に追い風が吹く時期となるでしょう。

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12星座別占い

Horoscope : Ishii yukari / Illustlation : Chihiro Yoshii

石井ゆかりプロフィール

独学で星占いを習得し、2000年よりWEBサイト「筋トレ」をスタート。毎週の12星座占いなど、幅広い層から共感を得ている。そして2010年は各星座を1冊ずつにまとめた『12星座シリーズ』(各¥1,000 WAVE出版刊)が話題に。そのほか『愛する人に。』(¥1,260 幻冬舎コミックス刊)では普遍的な恋愛Q&A集として、恋のハウツーに疲れた女子に強く支持されている。

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