石井ゆかりの星占い

情緒ある文体でつづられる12星座占いが大人気の石井ゆかりさんによる星占い。
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2017年の星占い

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いて座   11.22 - 12.21

強くなりつつある時ほど、 自分がとても弱く思える。

2015年頃の貴方と、今の貴方を比べると、どのくらい強くなったでしょうか。「いえいえ、強くなるどころか、ずっと弱くなった気がします」という人もいるかもしれません。であれば、貴方は相当強くなったようです。なぜなら、人は強くなりつつある時、常に自分より強いものや大きいものをまっすぐ見据えているからです。自分より強いもの、挑戦するには大きすぎると思えるようなものに挑戦する時だけ、私たちは、鍛えられて成長し、強くなっていきます。ですが、その時、私たちは「自分より強く大きなもの」を見据えているがゆえに相対的に、自分自身をかぎりなく小さく弱いものとして感じるわけです。2015年から今にいたるまで、貴方は自分の弱さや未熟さを強く感じいつも自信がなく、孤独な思いの中に身を置いていたかもしれません。でも、それは上記の通り「強くなっている最中特有の自覚」でしかありません。貴方は過去2年ほどの中で、飛躍的に強く大きくなったのです。

2016年秋までは、かなりタフな勝負に挑戦して、そこで闘っていたためプレッシャーに押しつぶされそうになったり、不安に苛まれたりと自分の弱みを痛感する場面が多かったかもしれません。ですが秋以降、貴方はいくつかの重圧から解放され、自由な気分になり、今までとは違った眼差しで未来を見られるようになっているはずです。2017年上半期は、その「自由」に、貴方の内なる創造性を、ガンガン注ぎ込めます。2016年の秋から冬に得た白いキャンバスに、2017年上半期は貴方のいちばん好きな絵の具で、どんどん色を塗れるのです。そこで貴方は、ここまでのプロセスの中でどれだけ自分が強くなったかをあらためて、実感することになるでしょう。

過去2年ほどの間、孤独感が強かった人も、2017年は仲間に恵まれます。とはいえ、新しい仲間とは、最初は少し距離を感じるものですから、すぐに孤独感が払拭される、というわけにはいかないかもしれません。「自分はひとりだ」とか「いざとなったら誰も頼れない」など、誰がいようがひとりで立つことの意義を、胸に抱き続けている人も多いでしょう。それでも、これまでの孤独に比べて、仲間の存在はとても大きく、あたたかいはずです。新しい仲間を得ると、私たちは自分も、新しい「顔」「ペルソナ」を発見します。場合によっては、仲間たちの雰囲気やキャラクター、そこに生まれる文化が、参加した自分の中から新しい自分を引っ張り出してくれることもあります。「仲間を得て、人として成長し、変化していく」というテーマは古今の多くのドラマに描かれますが、この時期の射手座の人々はまさに、そうしたドラマを経験するのかもしれません。

あるいは、この上半期に限っていえば、貴方を変えていくのは「仲間」ではなく「愛するもの」「恋人」「パートナー」などなのかもしれません。または、貴方の愛や興味関心の対象が貴方を変えてくれるのではなく貴方がそれらを愛し、親しみ、力を注ぐという行動自体が貴方を変えてくれる可能性もあります。これは、刹那的なトキメキの波に刺激される、というような体験ではなく嵐のように激しい感情の渦の裏側に、しっかりと時間を越えて息づく、人間的信頼や透明な思考、大地に根付く愛などが、深く組み込まれているようです。貴方は高い理想を掲げて、いつも自分の信念のもとに歩く人ですがその信念を貴方の大切な人々がどう受け止め、共有してくれるのか、ということがこの時期の大きなテーマとなっているだろうと思います。

11.22-12.3 生まれの貴方

生活の血液のような「感情」が、勢いよく循環する。

たとえば「住処」には大事なポイントがさまざまありますが、そのひとつが「水回り」ではないでしょうか。水が出るところ、排水する部分がしっかりしていないと、嫌な匂いがしたり、病気になってしまうことさえあります。「水」は、星占いでは「感情」を象徴します。私たちの生活において、ネガティブな感情を放出し、明るい感情で心を満たすことは、家の「水回り」の機能によく似ているところがあるような気がします。感情のない生活は生活とは言えませんし、感情は湧き上がり、流れ出し、常に動いていないと、どんよりと澱んでしまいます。感情は、生活の血液みたいなものです。2011年頃から貴方は、そんな「生活の中の水回り」を、整備し続けていたのではないでしょうか。蛇口から水が出ないかのように感情が動かないなら、その原因を調べに行き、感情の行き場がないなら排水溝を確認し、というふうに貴方の生活を、感情という血液がちゃんと循環するよう、静かに努力を続けて来たのではないでしょうか。この1月、その努力がひとつの結果にたどり着きます。貴方が目指してきた感情の生き生きした循環径路が「完成」するのです。愛情や情熱、感受性などが今、貴方の中で確かな手ごたえを持って生き生きと「回り出す」のを感じることができるでしょう。1月末から2月、3月後半から4月頭、4月末から5月半ばは、素晴らしい愛と創造の季節です。心から愛せる対象に出会う人もいれば、クリエイティブな活動に打ち込んで成果をあげる人もいるでしょう。恋愛や子育てにも強い追い風が吹きますし、とにかくやりたいことにめいっぱい取り組める時期です。4月下旬から5月頭は、熱い交渉事が発生するかもしれません。正面から勝負して、有利な条件を勝ち取れそうです。

12.4-12.13 生まれの貴方

「運命の神様」がいるなら、めいっぱいの要望を投げかける。

2016年に比べ、少しほっとした気分で年明けを迎える人が多そうです。責任の重圧や孤独感が完全に消えるというわけではなくとも、「背負っているものが明らかに軽くなった」という実感があるでしょう。さらに、今までどこか「ガマンしなければならないこと」が多かったのではないかと思いますが新年が明けてからは、むしろ積極的に要望し、要求し、希望を打ち出していくことこそが「責任」である、ということが徐々に分かってくるようです。ガマンするのではなく、要望を伝えて現状を変えることがミッションとなるのです。貴方はもともと、いい意味で「欲張り」な人ですが、ここではその欲張りパワーを存分に、未来に向かって発揮する必要があります。たとえば商売の場で、「最初は少し多めの値段をふっかけて、交渉しつつ値を下げていく」という方法がありますが、この時期の貴方はかなり多めに「ふっかける」ことになるかもしれません。それでもけっこう呑んでもらえるので、あとで「それでOKになるなら、もっと大きく出ておけばよかった!」と後悔するようなことも、もしかしたらあるかもしれません。これはもちろん比喩ですが、たとえば「運命の神様」のような存在があるとするなら、その神様に対し、遠慮したりガマンしたりする必要はない、ということです。欲しいものは思いきり欲しいと言うほうが、神様も仕事がしやすいはずです。1月は居場所や家族のことでバタバタしそうです。新しく美しい住処を手に入れる人も多いかもしれません。2月から3月前半、5月後半は、やりたいことにどっぷり取り組める、楽しい季節です。この時期には、豊かな愛にも恵まれます。5月は人間関係に熱がこもるかもしれません。刺激的な出会いや、タフな交渉事が発生する気配があります。

12.14-12.21 生まれの貴方

別れの訪れない、『ローマの休日』のようなストーリー。

映画『ローマの休日』のように、まったく別の世界に住む者同士が偶然出会って、お互いをガイド役として未知の世界を体験する、というドラマはたくさんあります。アン王女の場合は住んでいる世界を自分から抜け出しますが、誰かとの出会い自体が「抜け出すきっかけ」になる作品もあります。私たちの人生においても、別世界に住む者同士が出会って、互いに自分の世界に相手を招き入れ、そこで、それぞれに成長を遂げたり、変化したりする、ということが、けっこう起こっているものではないでしょうか。2017年上半期、貴方は誰かとの出会いを通して、未知の世界に招き入れられ、「もうひとつの世界」を知ることになるかもしれません。自分の世界とは違う、「もうひとつの世界」がある、ということを知った時、私たちはそれを知る前の自分には、もはや戻れません。見知らぬ文化に触れ、視野が広がり、別の価値観があることを知ると、私たちはかつて信じていたことを、それほどの確信を持って信じることができなくなってしまうのです。そして「信じる」かわりに「理解する」ことを学びます。2017年上半期の貴方は、アン王女のように、望みのままに行動する喜びや恋のトキメキを通して、新しい世界に触れ、変化します。年明けは面白いコミュニケーションが展開するでしょう。ここで「新しい世界」へのナビゲーターに出会えるのかもしれません。1月後半から2月頭は、居場所や家族のことに力を注ぐことになりそうです。引っ越しや家族構成の変化などが起こる可能性もあります。2月下旬から3月上旬は、やりたいことにガツンと打ち込める時です。自分を前に出した表現や主張が受け入れられるでしょう。2月前半は、不思議な冒険に出る人も多そうです。愛に追い風が吹くのは2月下旬から3月上旬、5月末から6月です。

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12星座別占い

Horoscope : Ishii yukari / Illustlation : Chihiro Yoshii

石井ゆかりプロフィール

独学で星占いを習得し、2000年よりWEBサイト「筋トレ」をスタート。毎週の12星座占いなど、幅広い層から共感を得ている。そして2010年は各星座を1冊ずつにまとめた『12星座シリーズ』(各¥1,000 WAVE出版刊)が話題に。そのほか『愛する人に。』(¥1,260 幻冬舎コミックス刊)では普遍的な恋愛Q&A集として、恋のハウツーに疲れた女子に強く支持されている。

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