石井ゆかりの星占い

情緒ある文体でつづられる12星座占いが大人気の石井ゆかりさんによる星占い。
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2017年の星占い

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おとめ座   08.23 - 09.22

「自分の世界」に固有の文化を創る。 欲望の「解禁」。

たとえば、一般的に「身体によい、ヘルシー」といわれるような食生活が実際に100歳を超えて矍鑠(かくしゃく)としている方々の食生活とは、けっこう違っているということがあります。世の中にはたくさんの健康法がありますが、私たちの体質は本当に千差万別で、これが万人に当てはまる正しい生活だ、というような「正解」はもしかすると、存在しないのかもしれません。ですが、一般的な「正解」がない、ということと、自分自身にとっての「正解」がない、ということは、まったく別のことです。自分の体質や感情のあり方はもちろん、自分と誰かの一対一の関係や、家族や身近な人々と共有している固有の「文化」には、その小さな世界でだけ通用する、どうしようもないほど究極の「正解」が、おそらく厳然と、存在するものなのではないかと思うのです。好き嫌いや快適さ、安心できるか、信頼できるかどうか、といったことは、自分ひとりきり、または小さな人間関係の世界では、揺るがしようもなく、しっかりと決まってしまうものなのではないでしょうか。

人生においては、自分とは異質な人々から学び、先達から学び、およそ世間で正しいとされるルールや標準を学ぶことが必要な時期もあります。ですがその一方で、普遍性や客観性などは棚に上げたうえで、自分自身、あるいは自分と「その人」、または「身内」の世界において絶対的に「これだ!」と思える感覚を掴み取っておかなければならない時期というのもあるのではないかと思います。それがなければ、外の世界に出た時に、自分の軸のようなものがぐらぐらブレて、どうにも立ちゆかなくなる、という場面も出てくるはずなのです。「うちはうち、よそはよそ」と幼い頃に言われた人もいるかもしれませんが、「うちはうち、よそはよそ」と言い切れる絶対的な価値観は、自分自身の、あるいは身近な人と共有できる感受性からしか生まれません。2017年上半期という時間帯は、世間的な「一般論」ではなくあくまで貴方固有の文化を深く掘り下げ、重みづけをして、自分の世界の軸に据えるという作業を進めていくための時間ではないかと思います。

2017年上半期、乙女座の人々は経済的に非常に恵まれた状態になるでしょう。あるいは、この先多くの果実をもたらしてくれる果樹の苗木を貴方の庭に植えることになるのかもしれません。これはもちろん、ひとつの比喩ですが、ここで貴方が生み出す「豊かさ」は、この短い半年に限られたようなものではありません。ずっと回転して富をもたらしてくれる水車のような経済的動力を設置すべく、汗をかく人が少なくないだろうと思います。さらに、この上半期は、ある種の「解禁」が行われる気配もあります。たとえば、幼い頃に大人たちから「禁止」されていたようなものに、自分の意志で手を伸ばすことになるかもしれません。これは、悪いことをするとか、逸脱するとかいう意味ではありません。ある種の芸術作品とか、刺激的な食べもの、大きなお金や官能的な交流など、成熟した大人にならなければ価値も使い方も分からないものは無数にあります。そうしたものの中で、今まで貴方自身「自分にはまだ早いのではないか」と無意識に遠ざけてきたようなものがあれば、それにこの時期「思い切って手を伸ばす」ことになるのかもしれません。2015年ごろから少しずつ作り続けてきた「お城」も、徐々に完成に近づき、「城の中に入れるもの」を検討する中、そのテーマが浮上するのかもしれません。

8.23-9.4 生まれの貴方

2011年頃から向き合ってきた「疑い」が「理解」に着地する。

「この人は本当は何を考えているんだろう?」「にっこり笑っているけれど、本当に心の中も笑っているのかな?」など相対している人の内面に関する疑いが芽生えた時、私たちは、決していい気持ちにはなれません。ウソをつくとか騙そうとしているというわけでなくとも、誰にでもある「本音と建て前」の乖離が相手の中で特に大きくなっているのではないか、と感じられれば、誰でも不安になるものです。ですがその一方で、これはひとつの出発点でもあります。というのも、「疑い」は、他者への強い関心のひとつです。「自分は相手のことを分かっているつもりで、実は分かっていないのではないか」という疑念は、相手を深く理解しようとする心の動きの「最初の一歩」なのです。2011年頃から、貴方は「人の気持ちがよく分からない・見えない」という不安な疑問を感じ始めたかもしれません。以降、その謎に少しずつ、でもひたむきに向き合ってきたはずです。2017年上半期、その疑問が「理解」へと着地します。年明けから1月前半、「疑問」から「理解」への最後の数歩を一気に走り切ることになりそうです。人との深い接触が発生するでしょう。2月前半、不思議な変化が起こり、疑問は思いがけない形で「解き明かされる」ことになるかもしれません。この時期に相手から贈られるギフトを通して、かえって相手の期待やニーズを非常に深くまで理解でき、その結果、貴方自身も相手の願いに応えることができるようになっていきます。3月中旬から下旬にかけて、かなり遠出することになりそうです。愛に追い風が吹くのは1月前半、6月上旬から中旬です。

9.5-9.14 生まれの貴方

欲に振り回されるのではなく、意識して欲する。

とにかく「貪欲に」生きたい時です。「欲」に罪悪感や嫌悪感を抱き、自他を厳しく批判し、断罪しながら生きている人も少なくない昨今ですが「欲」の反転した激しい処罰感情は、逆に自他の深い部分を傷つけてしまっているところもあるのではないかと思います。確かに「欲」には、完全にはコントロールしきれない危険なエネルギーが備わっていて、気がつけば非常に困った事態に陥っている、ということもあるわけですが、たいてい「欲」に飲み込まれる人は「このくらいは大丈夫」「こんなことはみんなやっている」というふうに、自分の「欲」の激しさを認めていないことが多いようです。「欲」は不思議なもので、無視すればするほど私たちを飲み込んでいくものであるようです。ですから、むしろ「欲」を真正面から見つめ、「貪欲に生きよう」と意識している時には、私たちを飲み込んでくるような形ではなく、もっと自分が理想とし、憧れられるような高く輝かしいものを欲して、それを手に入れることができるはずなのです。1月は、非常に魅力的な、あるいは情熱的な人物に出会って、その人から「欲」の意味を教えられるかもしれません。2月から3月は、自分の要望をはっきり伝えたい時です。というのも、遠慮したり、欲しくもないものを欲しいフリをしたりすると、およそ望まないものが手渡される気配があるからです。「何でも欲しいものを言って」と言われたら、かぎりなく正直になるべきです。3月末から4月上旬、旅に出る人が少なくなさそうです。知的な刺激をたくさんくれる「お土産」を手に入れられるでしょう。5月は非常に忙しくなります。派手な「勝負」に出ることになりそうです。愛に追い風が吹くのは1月中旬から下旬、6月後半です。

9.15-9.22 生まれの貴方

感受性を解放し、「好きなもの」を学び取る。

幼い頃は、服も食べものも、大人に買ってもらうしかありません。自分で選ぶことができる年齢になるまでは、ある程度要望を聞いてもらえる場合でも、「好きなものを自由に買う」ことは、なかなか難しいのではないかと思います。大人になって、もう「選んでもらい、与えてもらう」ことがなくなると、自分が本当に欲しいもののことが、少しずつ分かってきますが最初から完璧に選ぶことができる人は、やはり少ないかもしれません。まわりの人のスタイルを研究したり、ファッション誌などで自分の好きなものを探す、というプロセスを経て初めて、だんだんと自分の好みが分かってきます。つまり、「自分の好きなものを学ぶ」プロセスが必要になるわけです。「好きなものなど自然に分かる」と考える人もいますが、実際、私たちは学ぶことなしに好きになることはできないのかもしれません。2017年上半期、貴方は「好きなものについて学び、自分の感受性をどんどん自由にしていく」ことになるでしょう。「与えられる」時には、好き嫌いにさえ縛りがあったのが、自分で手に入れられる状態になり、そこで学べば学ぶほど自分のセンスや好みは「開花」していきます。いくつになってもそうした「感受性の解放」は起こり得るものだと思うのです。1月後半から2月頭にかけて、誰か強い個性を持った人物が、貴方の「感受性の解放」のきっかけをくれるかもしれません。2月前半、貴方の心に弾けるような不思議な変容が起こり、その変容とともに、貴方が日々選び取るものの内容も変わるようです。1月から3月にまたがって、経済活動に強い追い風が吹き続けます。収入が増えたり、大きな買い物をしたりする人もいるはずです。5月下旬から6月頭は、仕事や対外的活動における「勝負」の時です。愛に追い風が吹くのは1月下旬から2月頭、4月、6月末です。

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12星座別占い

Horoscope : Ishii yukari / Illustlation : Chihiro Yoshii

石井ゆかりプロフィール

独学で星占いを習得し、2000年よりWEBサイト「筋トレ」をスタート。毎週の12星座占いなど、幅広い層から共感を得ている。そして2010年は各星座を1冊ずつにまとめた『12星座シリーズ』(各¥1,000 WAVE出版刊)が話題に。そのほか『愛する人に。』(¥1,260 幻冬舎コミックス刊)では普遍的な恋愛Q&A集として、恋のハウツーに疲れた女子に強く支持されている。

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