寒い日のご馳走、ビーフステーキ・ブルーチーズソース。

街もイルミネーションで華やかになり、一気に冬らしい季節になってきました。寒くなってくると、温かみのある赤ワインが恋しくなってきます。私にとって、赤ワインに合わせたい料理といえば、ステーキ。焼くだけで豪華な一品になるのもお気に入りの理由です。ステーキの焼き方にはふたつのポイントがあります。ひとつは[お肉を常温に戻すこと]。常温に戻さないと、脂味が冷え固まった状態なのでおいしさが出てこないし、プライパンの焦げ付きの原因になります。ふたつ目は[焼いた肉を寝かすこと]。焼き上がったばかりのお肉をすぐにカットしてしまうと、旨味や肉汁が流れ出てしまいます。焼いたお肉をアルミで包み5分ほど温かいところで休ませてあげると、肉の中に肉汁や旨味が留まってジューシーに柔らかく仕上がります。

今回は濃厚な味わいのブルーチーズを溶かし、バジルを加えソースにしてみました。バジルがなければシソでもOk。ハーブ類を入れた方がぐっと深みが増しておいしいです。レッスンでも人気のレシピ。お試しいただけたら嬉しいです。

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★ビーフステーキ・ブルーチーズソース★

【材料】
ビースフテーキ      ​​200g(1cmの厚さ)*赤身肉が好ましい
ゴルゴンゾーラ(ドルチェ)​20g
牛乳​​​           大さじ4
オリーブオイル      ​​大さじ2
ハーブ(バジルやシソ)  ​適量
ニンニクスライス​​     1片分
塩            ​​​ひとつまみ
砂糖​​​           ひとつまみ

【作り方】

  1. 常温に戻しておいた肉に塩こしょう(分量外・適量)をし、3分ほど置いておく。
  2. フライパンにオリーブオイルとニンニクのスライスを加え、弱火にする。ニンニクがカリカリになったら火を止める。ニンニクはキッチンペーパーの上におき、オイルは別にとっておく。
  3. 1の肉の水気をキッチンペーパーでとってから、煙が出るほどしっかりと熱した2のフライパンに入れる。
  4. 90秒ほど経って、肉汁がうっすら浮いてきたら、ひっくり返し、裏面も45秒から60秒ほど焼き、火を止める。肉をアルミで包み5分ほど置いておく。
  5. 4のフライパンの表面をキッチンペーパーで軽くふき取ってから、2のニンニクオイルと刻んだハーブを加え軽く炒める。ハーブの色が鮮やかになったら、ブルーチーズ、牛乳を入れる。弱火にかけてチーズを溶かす。塩、砂糖をそれぞれひとつまみ入れる。少しとろみが出てきたら火を止める。
  6. 5のソースをお皿にひく。肉をスライスしソースの上にのせ、カリカリのニンニクを添え、黒胡椒をひいて完成。

【ポイント】

  • 肉を常温に戻すこと、煙が出るほどフライパンを熱すること、肉を休ませること、が、おいしくなるポイント。余ったブルーチーズは、蜂蜜をかけていただくと、また別の味わいを楽しめる。

Nao Aoumi
パーティ料理研究家
フランス独立記念日と同じ7月14日生まれ。「きっとフランスに縁があるのよ」と両親にいわれ続け、大学では仏語を専攻。フランス留学、仏系証券会社勤務、南仏でのレストラン研修‥と、フランスと関わる人生を歩む。2019よりボルドーを拠点に活動。各メディアにレシピを提供する傍ら、マルシェやワイナリー巡りなど、食の探求を欠かさない。ワインエキスパート、チーズプロフェッショナル資格取得。
BRUNCH : https://naoaoumi.wixsite.com/website-5

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