アジル/銀座/フレンチ 名店の原点を知る、ストレートなフレンチ。

ミシュランの2ツ星フレンチ、エスキス。その姉妹店ARGILE(アジル)が9月9日にオープンした。フランス語で泥や粘土の意味を持つ店名の通り、60本あまりの流木で構成した店内は、森に迷い込んだような男性的な空間。繊細で独創的な料理をコースで楽しむエスキスに対し、こちらはアラカルトが主体で村島輝樹シェフいわく「素材本来のおいしさをストレートに追求する、原点回帰の料理」だそう。仔羊の料理にしても一見、実にシンプルだが、骨のまわりの脂の下処理をはじめ、火入れのタイミングなど細心かつ最新の調理法で焼き上げている。なかにはハンバーガーのような遊び心のある1品も。「枠にとらわれず料理を作っていきたいですね」

01-gourmande-161209.jpg

左から、アジルを任された村島シェフ、リオネル・ベカ エグゼクティブシェフ、成田一世シェフパティシエ。

02-gourmande-161209.jpg

オーストラリアの名ブランド、ヴィクトリアの「仔羊のローストとブレゼ」¥5,700

03-gourmande-161209.jpg

火入れが絶妙な「キンメダイのポワレ」¥4,500

04-gourmande-161209.jpg

「皿の上に取り分けられたタルトシトロン」¥1,800。レモンタルトを成田シェフが再構築した傑作。

-gourmande memo-
料理には、アミューズ3品にシャンパーニュ、ミネラルウォーター、パンがセットになったコペルト(¥3,000)が付く。前菜とワイン、メインひと皿をがっつり! などTPOに合わせて使いこなしたい。

アジル
東京都中央区銀座5-4-6 ロイヤルクリスタル銀座7F
tel:03-3575-5115
営)12時~13時30分L.O.、18時~22時L.O.
休)水
予算:昼¥6,000~、夜¥12,000~
座席数:テーブル56席
www.argiletokyo.com

*「フィガロジャポン」2016年12月号より抜粋

texte : KEIKO MORIWAKI, photos : YU NAKANIWA

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

清川あさみ、ベルナルドのクラフトマンシップに触れて。
フィガロワインクラブ
Business with Attitude
2024年春夏バッグ&シューズ
連載-鎌倉ウィークエンダー

BRAND SPECIAL

Ranking

Find More Stories