来年の手帳候補の筆頭株は「ル カルネ」に決定。
Interiors 2016.09.08
エルメスやディオール、カルティエ、ヴァレンティノなど、ラグジュアリーブランドが使用する包装紙などの創作を手がけ、2010年からはカーラ・ブルーニ・サルコジも愛用する手帳を製作しているペーパークリエイターの第一人者、エメリック・ティビエルジュ氏。2014年には、ペーパー小物では初のラグジュアリーブランドとなる、自身の会社「ペーパーラボ・パリ/ティビエルジュ パリ」を設立。そして今年発表した「カルネ・バイ・ティビエルジュ・パリ」ラインから、手帳「Le Carnet(ル カルネ)」が登場した。
「ル カルネ」手帳カバー(ケース付)大:ビジネスサイズ(19.4×16.8cm)¥36,396、小:ポケットサイズ(13.8×9.5cm)¥26,676 ノート(全4種)大:ビジネスサイズ(2冊セット)¥6,480、小:ポケットサイズ(2冊セット)¥5,400 2017年ダイアリー 大:ビジネスサイズ¥7,560、小:ポケットサイズ¥5,400
「自由への渇望を満たす手帳、Le Carnet。お守りのように肌身離さず手帳を持ち歩く人々のことを想い、研究に研究を重ねてつくりました」とティビエルジュ氏は語る。その言葉どおり、ル カルネは、国際特許を取得した、表からは見えないマグネットバインディングという仕組みにより、交換可能な2冊のノートを磁石で取り付けられる仕様。ノート、プランナー、スケッチブックなどのリフィルを組み合わせて、好きなようにカスタマイズできるので、1冊のル カルネで2冊のノートを持ち歩ける。また、紙のスペシャリストであるティビエルジュ氏のこだわりは、もちろん用紙にも反映されている。原料は、ノルマンディー地方で収穫される亜麻(フラックス)を使用。この植物繊維から作られた、ル カルネ専用の薄くて軽い紙に、ドイツの研究機関と協力して開発した速乾テクノロジーを採用することで、インクが一瞬で乾き、にじみの問題を解消。加えて、iOS対応のアプリケーションと併用すれば、iPhoneやiPadに手書きメモやスケッチをスキャンして保存することも可能なので、自分のアイデアや予定をより効率良くシェアしたり整理したりすることもできる。スタイリッシュな見た目にも、抜群の機能性にも大満足できそうなこの「ル カルネ」は、11月9日(水)より伊勢丹新宿店本館5階 パーソナルルーム/プロモーションで展開を予定。この機会に来年の手帳として手に入れてみては?
A.KA Tokyo
Tel. 03-5468-3388
texte:NATSUKO KADOKURA