皆川 明さんとマルニ木工が考える、愛すべきインテリア。

Interiors 2016.11.12

現在、伊勢丹新宿店にて『Barabara Lovers. MARUNI COLLECTION with minä perhonen』が開催中。広島の家具メーカーであるマルニ木工とミナ ペルホネンが、本来は製品として世に出ることのない“節”のある木目や端材、テキスタイルを断裁したときに出る余り布に着目することから生まれた家具のコレクションだ。

161112_barabara_01.jpg

伊勢丹新宿店にて開催中の『Barabara Lovers. MARUNI COLLECTION with minä perhonen』。©Maruni Wood Industry Inc.

この企画は、伊勢丹新宿店で2013年、2015年に開催された特別展「ふしとカケラ」の第3弾。今回は、ミナ ペルホネンの皆川 明氏プロデュースによる限定カラーバージョン(全5色)と、深澤直人氏デザインによるRoundishソファに、今年のミラノサローネでデンマークのテキスタイルブランドKvadrat社から発表された新作テキスタイル「Akira Minagawa for Kvadrat」コレクションをパッチワークしたアイテムも加わり、さらに個性豊かなアイテムがラインナップされている。

161112_barabara_02.jpg

深澤直人氏デザインのRoundishソファに、「Akira Minagawa for Kvadrat」をパッチワークした新作も美しい。実は座面裏側の配色にもこだわりが。ぜひ実際に確かめてみて。©Maruni Wood Industry Inc.

皆川氏はコンセプトとして次のような言葉を寄せている。
インテリアはともに暮らす仲間のような存在であってほしいと思います。
愛着とは、その物の『欠点』を愛してあげる事から始まる。これは初めて『ふしとカケラ』をスタートした時に実感した思いです。自然物が時の中で刻んだ痕跡を、物の欠点として見るのではなく、その痕跡に思いを馳せ、むしろ愛着の証にする。
(以下略)」

161112_barabara_03.jpg

こちらが皆川 明氏プロデュースの限定カラーバージョン。やさしい色合いが何とも魅力的。©Maruni Wood Industry Inc.

木が生きてきた証である“節”と、『Barabara Lovers.』のタイトルにちなんでバラの花のようにパッチワークされたミナ ペルホネンのテキスタイル。それらはむしろ家具たちを世界にたったひとつの特別な存在にしていて、思わず愛着を抱かずにはいられなくなるはずだ。ぜひそんなチャーミングなコレクションに出合いに、足を運んでみて。

161112_barabara_04.jpg

はぎれを使った「kakera bag」(奥の壁に展示)も販売。©Maruni Wood Industry Inc.

『Barabara Lovers. MARUNI COLLECTION with minä perhonen』

期間:開催中〜11月15日(火)
会場:伊勢丹新宿店本館1階=ザ・ステージ
東京都新宿区新宿3-14-1
Tel. 03-33562-1111(大代表)

 

*マルニ東京では、新作テキスタイル「Akira Minagawa for Kvadrat」のイベントを開催中!
『MARUNI COLLECTION with Akira Minagawa for Kvadrat』

期間:開催中〜11月23日(水祝)
会場:マルニ東京
東京都中央区東日本橋3-6-13
Tel. 03-3667-4021
www.maruni.com
●問い合わせ先:マルニ木工 Tel. 03-5614-6598

 

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

フィガロワインクラブ
Business with Attitude
キーワード別、2024年春夏ストリートスナップまとめ。
連載-パリジェンヌファイル

BRAND SPECIAL

Ranking

Find More Stories