フローラルアーティストと4匹の猫たちの、コンフォートな暮らし。【前編】

NEKO DECO 2016.05.13

世界の猫好きクリエイターたちのお宅を訪問し、そのライフスタイルやインテリアを紹介する連載「NEKO DECO」。フォトグラファーYoshihiro Makinoがガイドとなり、猫のいる素敵な暮らしを撮り下ろします。第2回は、ロサンゼルスのシルバーレイクを拠点に活動するフローラルアーティストのリリー・クゾーと、4匹の愛猫のライフストーリーを紹介。

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空間になじむナチュラルな花々、自由に戯れる猫たち。

フローラルアーティストとして「TIGER to LILIES」を主宰するリリーは、シルバーレイクの丘の上にある1930年代頃に建てられた自宅で、夫と1歳になる愛娘、そして4匹の猫と1匹の犬と一緒に暮らしている。スタジオとしても使用しているこの自宅は、リビングや寝室など部屋のいたるところにさりげなく飾られた、ナチュラルな花のあしらいが印象的だ。

個性豊かなキャラクターの4匹の猫たちは、下は2歳から上は13歳まで、みんな女の子。グレーの縞模様が美しい"ボタン"は犬のように陽気で、リリーが花の手入れをしているとそっとテーブルに近づき、ゴロゴロと戯れてくる。その愛くるしさに、お手製の花の首飾りをプレゼントすることも。寝室では、一番若くて好奇心旺盛なシャム猫の"カモミール"がお昼寝中。棚にはリリーのこだわりが感じられるアートピースが並んでいる。

リリーにとって猫たちの存在は、フランスの小説家ジュール・ヴェルヌの言葉のよう。「猫は地上に舞い降りた精霊に違いない。猫は落ちることなく雲の上を歩くことができるだろう」(レイチェル・ヘイル『The French Cat』より)――神聖で魅惑的な猫は、リリーが愛してやまない花と同じようだ。

お花の手入れ中に、愛嬌たっぷりコミュニケーション。

愛娘エールのスペースには、自然素材のインテリアをセレクト。リリーの愛情が沢山詰まっている。

パッションフラワー、ルイマツリ、ヒナギクの茎を用いた首飾り。自然な円の造形をあえて大切にしている。

首飾りでドレスアップした“ボタン”。

寝室のアートピース。リリーの兄が製作したスタンドランプ(左から2番目)や、綺麗な色彩の天然石(中央)。

1日のほとんどを寝て過ごす“カモミール”は、今日も寝室でリラックス。

【Profile】
Lili Cuzor / リリー クゾー

フローラルアーティスト
フランスとカリフォルニアで育つ。UCLA(University of California Los Angels)で2つの学位を取得したあと、自然や花への情熱に立ち返り、2006年に「TIGER to LILIES」を発足。フローラルクリエーションと自然にインスパイアされたインスタレーションで、ガーデンへの愛情を表現している。
http://tigerstolilies.com

photos:YOSHIHIRO MAKINO

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