Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

パリ11区☆Paris Hanoi(パリハノイ)

アパルトマンで雨音を聴きながら部屋に流れるのはショパン。

じゃなくて、ベトナムミュージック!?

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この春に出かけたベトナム・ハノイで民族音楽の生演奏を聴いた際に、ついその場のノリで、

勢いで、買ってしまったCDをパリまで持参...。

リュートの音色がシトシト降る雨模様に重なってなかなかステキに聞こえる気も。

夫「ハノイのブンチャー旨かったな〜♡」

K「パリでブンチャーが食べれるお店を見つけました。って前からかなりの有名店だけど、

そのお店のメニューにあったのよ!!」

夫「そりゃ行かないと!」

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やってきたのはパリ11区にある人気のベトナム料理レストランの"Paris Hanoi"(パリハノイ)

ランチは予約不可で12時オープン早々にすぐに満席、行列になるという噂を聞いたのは随分前

だったのですが、今もその人気衰えずな様子でした。

12時15分くらいに行くとほぼ満席。なんとかテーブルにはつけたものの、その後からテイクアウト

を待つ人、レストラン待ちの人で混み合いました。

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ベトナム旅行のあれこれを思い出しながら、活気のある雰囲気にお料理への期待も高まる♬

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まずは揚げ春巻き。

揚げたての熱々春巻きにミントを載せレタスで巻いて甘酢をつけて。

K「美味し〜(●^o^●)」

夫「やっぱり現地ハノイで食べるより、なんかパリっぽく洗練されてる感じ?」

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生春巻きも野菜と海老がたっぷり巻かれていて食べ応え大!(^^)!

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そして私達が感激したのは、金曜日限定のラヴィオリ。

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飲茶の「腸粉」のような柔らかく蒸された皮に甘辛味の豚挽肉を包んだもの。

腸粉好きな私達は大喜びでペロリといただきました。

これらの前菜は食べたい個数を1個からオーダー可。

と、ここまでは順調&夫もご機嫌だったのですが、続くメイン料理で...。

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私のオーダーした鶏肉のキャラメリゼはすぐに運ばれてきたのですが、夫の「ブンチャー」が

なかなか運ばれてこない...。

前菜まではシェアで、メインは夫々とお願いしたつもりですが、メインもシェアだと思われたか?

この混雑だし仕方なし、それに想像以上にメインのお皿はボリューミーだったので、とりあえず

この料理もシェアしていただくことに。

そしてこちらを食べ終わった頃に、オーダーを取った人ではなく、厨房からベトナム人らしき

男性がお皿を持って登場。

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店員「すみません...。ムッシューのオーダーはブンチャーですよね。ブンチャーは

麺がつきますが、間違ってゴハンをつけてしまいました。麺に変えた方がいいですか?」

夫「え・・・」(顔色一変)

こんな風にオーダー間違いをされた時に意外にも夫は基本的には作り直しは要求はせず、温厚に

笑顔で「いいですよ」と応える男。

が、しかし、ブンチャーとはそもそも麺料理のはず。ゴハンになっては別物です。

夫「でもブンチャーって麺料理で、スープにつけながらいただくものですよね?」

店員「スープ?? うちのお店はこのゴハンの部分が麺になるだけでスープはつきませんが。。」

夫「ちょった待った!それじゃブンチャーじゃないでしょ。(もうこの時、顔は怒ってる)

この前ハノイに行ってブンチャーって何度も食べたんだけど、ブンチャーは麺と具をスープに

つけながら食べる料理でしたよ。」

店員「そうなんですか...」

夫「そーなんですかって...。じゃ、もう一度聞くけど、このお店のブンチャーはゴハンの部分が

麺になるだけなんですね?」

店員「はい...」

夫「じゃ、このままでイイです。これを食べます。」

そういってお皿を受け取った夫の顔は仁王像(>_<)(>_<)

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(↑ハノイで食べたブンチャー)

眉間のシワはどんどん深くなり、

夫「ケーコ、どーなってんだよ!ブンチャーが食えるッて話じゃなかったのか?」

K「はい...メニューにはブンチャーってあったから...」

夫「そもそもゴハンの部分がブンだっていうけど、ソフト麺にようにくっついたブン(米麺)

をそのまま食べるわけ?」

K「ナイフで切りながら食べるんですかね〜?おフランス風に♡」

夫「とにかく調査不足だ!帰る!」

ブンチャーに期待マックスだっただけに、この裏切りはショックが大きく、怒りが治まらない状態に。

ミートボール自体は普通に美味しいのですが、彼としてはそれを味わう気持ちになれず?!

(私が食べました)

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早々にお店を出ると、お店前はちょっと行列に。

支払いは現金のみですが、相変わらずパリッ子に人気のパリハノイ

ブンチャーは現地ハノイで食べたものと別物で残念だったものの、こういった現地とは本場とは

違うということはどの料理ジャンルでもあること。。

C'est la vie(セ・ラ・ヴィ 仕方な〜い、そんなもんです)で受け流すことも必用なパリ暮らし☆

私としてはパリッ子で賑わう中、パリらしい美味しいベトナム料理を満喫、満腹のランチでした。

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ところで今月号のフィガロ・ジャポンはヴェトナム・タイのヴァカンス特集☆★

特にベトナムのリゾート地は最近人気急上昇だそう。

引き続きベトナム民族音楽CDを聴きながら妄想バカンスに浸りたいと思います(#^.^#)

おまけのパリは「今が綺麗な季節」をBelle et Bonneブログで♬

 http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-1016.html

<info>

Paris Hanoi(パリハノイ)

74 Rue de Charonne, 75011 Paris

01 47 00 47 59

http://www.parishanoi.fr/

KEICO

新潟県の旅館に生まれるも女将にならず、上京、進学、就職、まさかの出逢いと結婚。
約10年間のOL生活の後、2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆


そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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