パリ8区☆Le Clarence(ル・クラランス)のソワレ②
昨日の続きで、パリ8区にオープンしたレストラン"Le Clarence"(ル・クラランス)について
今日はお料理編。
「直接お手にとってどうぞ」とサーヴされた最初のアミューズは、キノコのパテ。
そしてハーブとバターたっぷりのアサリ。
パンに乗せて食べたい...と思ったところで、最初のパンサービスは黒トリュフのブリオッシュ。
でも長いコースの食事の時は、最初からパンをモリモリ食べるとすぐ満腹になるので食べ過ぎぬよう
セーブしたいところ。
それなのに、、
「美味しい!ほ〜ら中にも黒トリュフがちゃんと刻まれてる。うーん、この香り最高♡」
と、夫に鼻先でちらちらやられてしまっては我慢できず(=_=)
この美味しさなら食べてしまうやろーなノリで、1個ペロリと食べてしまいました。
ラングスティーヌの天ぷらに生ウニを載せて。
濃厚なイカスミに小柱。
イカスミが出たらお約束、
K「ニッ!」(お歯黒を見せて喜ぶ幼稚な人...)
夫「ここでやらんでイイ。」
マテ貝の上にラルドを載せて。
このマテ貝がコリッコリッでとても美味しかったです。
ここにラルド(豚の背脂)のスライスを合わせてしまうとは流石! オモシロイ(#^.^#)
と、いくつかのアミューズが終わったところでパンのカート登場。
バゲット類は食事の最初から切られるとどんどん乾燥して風味が落ちてしまうけど、こうして
食べるタイミングで切り分けていただけると、外はパリっと中はしっとりで嬉しい♫
一瞬白身魚かと見間違うほどの大振りの帆立。
半熟ぐらいの柔らかめのカラスミとマッシュルーム、ほうれん草を沿えて。
ソースは、苦味が美味しいクレソンソースでした。
プリプリのオマール海老には黒トリュフを贅沢に使い、アーモンドがアクセント。
オレンジ色は柑橘系のソースで、甘味と香ばしさと酸味にトリュフの芳香をまとった贅沢なお料理。
トリュフの断面がとても大きいことからも、大粒のブラックダイヤモンドであることが伺える♡
夫「ここまででどうよ?」
K「お料理はやっぱりビガラードっぽいから懐かしい感じも。et toi?」
夫「でもビガラード時代は皿の端っこに盛りつけたり、黒い皿を使ったりしてたけど、ここは
白い皿でThe正当派って感じだな。」
K「この雰囲気じゃ、ああいう遊びは難しいのかも?」
肉料理は、poularde(プーラード・雌鶏)の異なる部位3種類を使った3皿がそれぞれ少しずつ登場しました。
まず最初にレア気味のササミにキャビアを載せたもの。白いソースはトピナンブール。
2皿目は胸肉にマグロのカラスミを沿えて。
3皿目はモモ肉に鰻の照り焼きを載せて。
同じ一羽のプーラードでも部位によって味わいも肉質も異なり、それが全く違ったカタチで
仕立てられて楽しめる、とても贅沢な肉料理でした。
一皿のボリューム的にはビガラード時代よりはしっかりありますが、とは言え比較的小さめポーション。
そしてやはり文句無しに美味しいChâteau Haut-Brion(シャトー・オー・ブリオン)のワイン♥︎
フロマージュを載せたカートがやってきた♫
フランス産選りすぐりのフロマージュたち。
リヴァロ(右)とクロタン・ド・シャヴィニョルを選びました。
林檎とセロリのお口直しの後、デザートタイム。
出た!スーシェフ・ジュリアーノさん特製のチョコレートケーキ。
この滑らかで濃厚でエレガントなケーキは、私史上チョコレートケーキの中ではやはりNo.1。
このNo.1の地位はなかなか他に奪われることはなさそうな、ホントに美味しいケーキです。
チョコレートケーキに感激し過ぎて、やや印象が薄れてしまったマンゴーとパッションフルーツの
サバラン。
白いソルベはレモンかな?と思いきや、カフェ味。
白いのにカフェ風味という、最後にちょっとしたサプライズのデセールでした。
カフェと一緒にいただく「ダックワーズ」もビガラード時代の定番。
とても懐かしく、そして変わらぬ美味しさでした(#^.^#)
こうして食べ終わってみると、どれも美味しいお料理、でもお値段は3ツ星級。
最近はそこそこのお値段でとても美味しいレストランも増えている流れの中で、こういった贅沢な
空間のグラン・レストランがオープンしたことは個人的にはちょっと驚きでした。
私としてはちょくちょく行けるレストランではないけれど、特別な気持ちになれること、
いくらファンシーなお洒落をしても浮かない場所というか、お洒落するほどに居心地が良くなり
そうな場所というのは、なかなか他に無く素敵だなと思いました。
食後、シェフのペレさんが来てくれたので少しお話。
P「厨房見る?」
K「見る見る!」
と、お邪魔するとキッチンはとても広くて、懐かしいジュリアーノさん以下たくさんの人がてきぱきと
働いていて、彼の指示に「ウィッ、シェフ!」と大きな声が響いていました。
(そんな写真は撮れ忘れましたが...)
K「すごい数の人!」
P「でももう2名くらい増やす予定だよ。」
K「え...、お客さんの席は30席くらいなのに?!」
と、最後まで贅沢な驚きが続いたLe Clarence(ル・クラランス)のソワレでした。
おまけのパリは「アナログ人間の必需品」をBelle et Bonneで
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à demain(^.^)/~~
<info>
Le Clarence(ル・クラランス)
31, av. Franklin-Delano-Roose velt, 75008 Paris
01 82 82 10 10
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