BnFでリチャード・アヴェドン展
パリ・東京行ったり来たり生活も長くなってきましたが、ここにちゃんと来たのは初めて☆
旧き佳きパリの街並みとは違った近代的な大きな建物にちょっと圧倒されました。
角に塔のようにそびえる4つのビルに囲まれ、真ん中がこんな風に松林の庭園のようになっていたその場所は、
“BnF”(Bibliothèque nationale de France=フランス国立図書館)のフランソワ・ミッテラン館。
オフィシャルサイトによると、
フランス国立図書館(BnF)のコレクションは、世界唯一のものです。書籍及び印刷物、原稿、版画、写真、地図、楽譜、コイン、メダル、録音資料、ビデオ、マルチメディア、装飾品、コスチュームなど1400万点を所蔵しています。芸術的・科学的な知的学問のすべてが、百科事典の精神に基づき紹介されています。毎年約150,000という文献が、購入または寄付により法定納本として蔵書に加えられています。電子図書館ガリカ(Gallica)によって、今日では、300万以上もの文献を閲覧することができます。
7つある国立図書館のうち、中核となっているのがこのフランソワ・ミッテラン館。
廊下には故ミッテラン大統領の写真と記念碑プレートが☆
こうして初めてやってきた場所ですが、目的は図書館での勉強や調べものではなく、現在開催中のRichard Avedon(リチャード・アヴェドン)展の鑑賞☆
(アヴェドン氏ご本人↑)
私がフォトグラファー・リチャード・アヴェドンを知ったきっかけはオードリー・ヘプバーン。
オードリーの美しく、愛らしく、時にとってもお茶目な魅力に溢れた写真にすっかり魅了され、どんな人が撮ったの?と興味を抱き、知ったのがリチャード・アヴェドンという写真家でした。それから機会があれば彼の展覧会に行ったり、写真集を買ったりするように。
と言う訳で、今回のLa France d’Avedon Vieux Monde, New Look(アヴァドンのフランス展)!!に楽しみに出かけた次第です。
会場は、Egoiste、Egoiste(Le bal volpi)、Lartigue、Portraits Francais、Made in France、Paris Pursuit、Funny Faceという7つの章・ブースから成る構成。
オードリーファンとしては必見な写真の数々。
多くはよく知られる有名写真ですが、
映画Funny Face(邦題・パリの恋人)のネガフィルムなどは、一つずつ見ていても全く飽きない♡
どの瞬間も素敵に写っているオードリー。
写真って目をつむってしまったり、顎がでたり、猫背だったり、その瞬間と角度によってはどんな美人もブスに写ることがあるのに、オードリーにはそれが無い!?
真面目な女学生風オードリー☆腰の位置が高く、細〜い。
このファッション、そのまま真似したい…♡
ちなみに、これら2枚の写真でカウボーイハットをかぶってひょうきんな表情で写っているのはメル・ファーラー。
個人的にはこのフレッド・アステアとのダンスシーンの一枚が一番好きでした。
という訳でオードリーの写真満載です。
雑誌“Harper's BAZAAR”、“Vouge”、“LIFE”などでも活躍したアヴェドン。その雑誌は今見てもとてもシックで素敵で思わず欲しくなってしまいました。
他にも印象的だったものをピックアップ☆
雨に塗れる窓辺に猫と佇む姿は絵画のよう。
パーフェクトに美しい瞬間のドヌーヴ様☆
妖艶で陶器のような肌質のイザベル・アジャーニ★
ププ、、失礼ながら思わず笑ってしまったジェラール・ドパルデューの「考える人」風なポーズ。
バレエダンサー、シルヴィ・ギエムのお得意6時のポーズ♬
これまたなんとも好きな世界観の一枚♡
この人チャーミング!持ってる雰囲気が素敵!と感じたこの方は、リチャード・アヴェドンの奥様でした。
個人個人それぞれの持っている魅力を最大限を引き出して、その一瞬を捉えるフォトグラファーってスゴイな…と感心しながら、どの一枚にも物語性を感じる素晴らしい写真の数々で見応えのある楽しい展覧会でした。
この展覧会をまとめたカタログ写真集が販売されていたのですが、買ったのはこちらの大判写真集☆
かなり重いですが、これからしばらく毎晩寝る前にベッドで眺めようと思ってます(#^.^#)
À demain(^^)/
☆気ままに綴るBelle et Bonne Blogも更新☆
今日は、「合宿後も…」
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-1415.html
<info>
La France d’Avedon Vieux Monde, New Look(リチャード・アヴェドン展)
*2017年2月26日迄
Bibliothèque nationale de France(フランス国立図書館 フランソワ・ミッテラン館)
Quai François Mauriac, 75013Paris
http://www.bnf.fr/fr/acc/x.accueil.html
<Profile>
KEICO
新潟県の旅館に生まれるも女将にならず、上京、進学、就職、まさかの出逢いと結婚。
約10年間のOL生活の後、2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
ARCHIVE
MONTHLY