Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

Philharmonie de Paris(フィルハーモニー・ド・パリ)

総工費3億8600万ユーロと5年間の工事を経て、今年1月にようやくオープンした、

斬新なデザインに最新の設備を備えたコンサート・ホール、パリ管弦楽団の新本拠地

Philharmonie de Paris(フィルハーモニー・ド・パリ、フラ語的にはフィルアーモニー・

ドゥ・パリ♫へ行ってきました。

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フィガロ紙で見てどんなホールか気になっていたところ、運良くBudapest Festival Orchestra

ブダペスト祝祭管弦楽団Iván Fischer(イヴァン・フィッシャー)指揮による

ブラームス公演のチケットを入手。

場所はパリ19区のラ・ヴィレット公園内で、そのモダンな大きな建物はすぐにわかりました。

この辺りは広々な音楽都市。

「のだめカンタービレ」ののだめちゃんが留学した音楽院(地図左下⑮の建物)も同じ敷地内にあります♫

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フィルハーモニー・ド・パリの入口がよくわからなかったので、とりあえず人の流れについて

行くことに。

K「遠いね...。」

夫「まだ時間はあるから大丈夫。」

K「まだかな?あのさ、この人達はブラームスを聴く人たち?そんな風に見えないんだけど...。」

夫「人は見かけによらないよ。」

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こうして人の流れについて行った結果、間違いました...。

若者たちが向かっていたのは、隣りのホール(Zenith)のロックコンサートでした(=_=)

人の流れに逆らって戻ることしばし。

普通に正面から入って良いのでした。

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下の画像ではわかりづらいですが、これはホール外のエレベターから撮ったもの。

まだ工事中なのか?と思うような打ちっぱなしのコンクリートや金網、鎖がぶら下がった

モダンなデザインには、ちょっとビックリ(@_@。

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建物の外壁はウロコのようなデザイン?!

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設計は、ジャン・ヌーベルという有名建築家だそう。

エレベーターを上りきって広がる眺めはこんな感じ。

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中へ入ると、天井から短冊のようなものがぶら下がり、建物内はゆるやかな曲線。

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こんなモダンでユニークなコンサートホールはパリにはなかったのでとても新鮮。

ホールはどんな感じ?とワクワクしながら中へ。

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思わず、ワ〜〜っと声が出てしまった、おもしろい空間。

観客席が中央のオーケストラの舞台を囲むように一周しています。

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全体はこんな感じ(2015−2016パンフレットより↓)

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ステージの後ろ側にも行ってみると、左右のデザインが対象ではないことに気づきました。

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天井☆

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壁にはパイプオルガンも。

こんなに近代的な雰囲気で、音響効果も抜群の空間でパイプオルガンの音色を聴いてみたい♫

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ホールは大き過ぎず、曲線を活かしながらオーケストラを囲んでギュっと集まるような

一体感を感じる空間。

どの席からもオーケストラを近くに感じられそうな設計です。

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今回はステージ正面に向かって右側、オーケストラの真横、指揮者の顔がよく見える

この席から鑑賞♫

面白かったのが指揮者はじめオケの皆さんの動きがよく見えて、指揮者とのアイコンタクト

の様子や演奏者たちの緊張感が伝わってきて、まるでお芝居を見てるような臨場感。

DSCN2332.JPG

そして演目は、Johannes Brahms(ヨハネス・ブラームス)交響曲第3番と第4番

ブラームスは以前ウィーン・フィルで聴きましたが、あの時は難しい...という印象が強く

残ったので、今回も眉間にシワが寄るかも...と。

(関連ブログ⇒ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/archives/51999890.html

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ところが、予想に反して今回の交響曲第3番、第4番は、心地よく個人的には全く退屈しない

素敵な音楽でした。

K「ブラームス、好きになったかも♥︎ 特に3番、スゴく良かった!!」 

夫「オレもオーケストラコンサートでアクビが出なかったのは初めてだ♫」

K「・・・。」

クラシック素人なので専門的な感想は述べることができませんが、とにかく素敵な音楽でした。

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アンコールは、楽団員全員によるユニークなアカペラ合唱。

曲名は聞きそびれましたが、、楽器ができる人はやっぱり歌も上手いのね...音痴はいないんだな...と。

このホールの雰囲気が予想以上に気に入ってしまったので早速来シーズンの公演をチェック☆

クラシック鑑賞にPhilharmonie de Paris(フィルハーモニー・ド・パリ)には今後時々

訪れたいと思います。

おまけのパリは、「カンヌのお土産Belle et Bonneで☆

⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-628.html

à demain(^.^)/~~

 

 

<info>

Philharmonie de Paris(フィルハーモニー・ド・パリ)
221 avenue Jean-Jaurès 75019
http://www.philharmoniedeparis.fr

KEICO

新潟県の旅館に生まれるも女将にならず、上京、進学、就職、まさかの出逢いと結婚。
約10年間のOL生活の後、2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆


そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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