秋のコンサートはベートーヴェンから
先週の日曜日のパリはとても気持ちいい秋晴れに恵まれました。
芝生の上に紅葉した落ち葉、その上でのピクニックや読書、昼寝をする人の姿も。
この、いかにも「日曜日のパリ」なのんびりムードが好き。
ほんの一瞬ちびっ子たちが壁の上をスパイダーマンのように歩いている?!
と、目を疑ったけれど、それは鏡を使ったものでした。
子供たちを放ってママ&パパたちはその様子を楽しそうに見てました。
そんなのんびりムードで家族連れで賑わっていたのは、19区ラ・ヴィレット公園。
公園内にある“Philharmonie de Paris”(フィルハーモニー・ド・パリ)へ。
すっかりこのコンサートホールが好きになり、度々鑑賞に出かけるようになったのですが、これまでは全て夜の公演。
今回初めて日曜日の昼過ぎの「マチネ」(昼公演)に出かけました。
演奏曲は、パリ管弦楽団(フィルハーモニー・ド・パリ)によるルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの「ピアノコンチェルト第1番」と「交響曲第6番・田園」。
最初のピアノコンチェルトは、指揮・Christian Zacharias、ピアノ・Christian Zacharias。
ってことは「弾き振り」。
指揮者がオーケストラを指揮しながら、ピアノは自ら弾くというもの。
これまでに何度かそういった演奏を聴いたことがあるものの、素人ファンな私はとにかく感心するばかり…。指揮に夢中で「あ、ちょっと入るとこズレちゃった…」とかならないのか?
ま、そんなことになる訳ないのでしょうけど、その一人二役の様子は観ていて飽きませんでしたが。。
2つ目の「田園」は、ベートーヴェンの交響曲の中でも大好きなものの一つ。
明るく、のどかな緑の田園風景が想像できる演目なので秋晴れの日曜日にぴったりでした。
日曜日のマチネなのでカジュアルにブラウス&スカート、バレリーナシューズで出かけました。
ホワイエの天井の短冊風な装飾もユニークなホール、フィルハーモニー・ド・パリ。
このホールができてからクラシックコンサートを聴く機会が増えたことはありがたく、市民の為のコンサートホールとしてチッケットの値段もリーズナブルなことも嬉しい。
K「だってほら!今日はパリ管ってこともあるけど、チケット代12.5ユーロだよ〜。この値段でイイ席で良い音楽聴けて、すごいよね〜ッ!」
夫「・・・。それ、42.5ユーロだよ…。」
☆おまけのパリはBelle et Bonne☆
「バカンスモード」
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-1301.html
<info>
Philharmonie de Paris(フィルハーモニー・ド・パリ)
Cité, 221 Avenue Jean Jaurès, 75019 Paris
http://philharmoniedeparis.fr/fr
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