__stash[ 'vars' ][ 'len' ] = mb_strlen($this->__stash[ 'vars' ][ 'seoDescription' ]); ?> ドナテッロが観たくてバルジェッロ国立博物館||カテゴリ詳細タイトル|madame FIGARO.jp(フィガロジャポン)

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Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

ドナテッロが観たくてバルジェッロ国立博物館

「パリ発、たまに行くならこんな町☆フィレンツェ編」

もう何度も来てるので地図なんていらないという夫…。何度来ても、昨日来た場所さえも「ここ初めて?」な方向ど音痴なケーコ。ここは来たことあったような?ないような?とにかく会いたい作品があるのでやってきたのは、“Museo Nazionale del Bargello”(バルジェッロ国立博物館)

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あまり目立たぬ地味な入口から入り、セキュリティチェックの後、奥へ進むとそこには井戸を中心に典型的な中世の中庭を囲んだ建物が☆

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中庭を囲む回廊には彫刻、壁にフィレンツェ名家の紋章や石板などが飾られていました。

建物自体は1200年代半ばに建てられた行政長官の館で、16世紀からバルジェッロ=司法長官の役所兼邸宅となり、その呼び名が今に残っているのだそう。

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3階建ての建物には、展示作品が所狭しとたっぷり。

主に彫刻、トスカーナ周辺のルネッサンス時代の工芸品で、ミケランジェロが21~22歳のときに作った「バッカス」や「ブルータス」、オルサンミケーレ教会を飾っていた「聖ゲオルギウスの彫像」、ポッライオーロの「ヘラクレス」、

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ドナテッロなどの有名な芸術家達の作品はじめ、象牙工芸品、エナメル工芸品、ジュエリー、タペストリー、武器の数々。

ここで観たいと思っていたものの一つが、ブルネッレスキとギベルディのコンクール最終審査作品のオリジナル。

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フィレンツェに来る度に繰り返し目にしているのは、ドゥオーモ近くにあるサン・ジョヴァンニ洗礼堂の東側扉の

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「天国の門」、旧約聖書の10場面の浮き彫りを施した門です。(これはレプリカ)

このブロンズ装飾のコンクールで最終審査に残った若き彫刻家・ブルネッレスキとギベルディのオリジナルがこの博物館にあります。

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その作品は並んで展示されてたので、私も当時の審査員になった気持ちで比較。

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課題テーマは「イサクの犠牲」。

「イサクの犠牲」は絵画などでもよく描かれるテーマですが、イスラエルの民の祖アブラハムと妻サラの間に生まれた息子イサクを、山で焼き我に捧げよ、と神に命じられたアブラハムは、悩み苦しんだ末に神の命に従うことに。

山の祭壇上で息子イサクの喉元へ小刀を当てたその時、「お前が神を恐れる者であることがわかった。」と神の言葉が響き、「お前の子孫を天の星のように海辺の砂のように増やそう。地上の諸国民はすべて、あなたの子孫によって祝福を得る。」とアブラハムは神からの祝福を得る、という話。

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コンクールで優勝したのは、ギベルディ。↑こちらの作品の方でした。

私もこちらの作品の方が、イサクが父アブラハムの行為に無理に従っているのではなく、父を恨むこともなく、「神の命なら父さん、僕は喜んでこの命を差し出すよ!」な感じがするかな〜と。

ちなみに、このコンクールに敗れたブルネッレスキは建築家に転向し、その後フィレンツェのシンボル、ドゥオーモのクーポラの建設を任されることになる。

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そして、今回じっくり観たい!と思ったのがドナテッロの作品たち。

数ある聖母子像も中でも、この作品もとても敬虔な空気をはらんでいましたし、

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代表作「ダヴィデ像」は、他の作品で見る男らしさが全面に出たダヴィデとは違っていて、同じフィレンツェ・アカデミア美術館にあるミケランジェロ作のダヴィデとは対照的。

展示室の中で特別大きい作品ではないのにとても目立ってました。こういうことをオーラがあるっていうのかも?!

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後ろから横から観察。

ダヴィデは、紀元前1000年頃のイスラエルの若者で敵国ペリシテとの戦いの際、敵の巨人ゴリアテと戦って、小石で巨人を倒したという英雄。この像は、その戦いに勝った後の安堵の様子だそう。そのせいか表情も柔らかめに見えました。

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それにしてもいい天気で博物館の窓も開けられ、そこから見える青空、街中に響き渡る鐘の音のよいこと。

こうして有名作品はじめ数々の美術品を見て回ったのですが、どうしても観たいあの作品は無い。

K「どこにあるんだろ…。ドナテッロのマグダラのマリア…。」

夫「どんな作品?」

K「修復作業がされて蘇った木製のマリア像!」

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礼拝堂の中かも?と館内を行ったり来たりしてみたものの見つからず。

残念…また次回の楽しみにしよう!と思って諦めました。

そしてパリに戻って改めて調べてみると、またまた私の勘違いだったことが判明(>_<)

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このドナテッロの「マグダラのマリア」は、バルジェッロ博物館ではなく、ドゥオーモ付属美術館にあるのでした…。

イエス亡き後、南仏にたどり着き40日間の断食の後、目もくぼみ口もしぼんでフラフラになったマリア。キリストの死後30年にも渡り苦行生活を過ごしたと言われるマリア。老いた姿の中にある眼光の鋭い目を見てみたかったのですが、まさか場所を間違っていたとは…。

と言う訳で次回フィレンツェに行ったらなら必ず!

おまけのパリはBelle et Bonne

「シャネルバッグ」
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-1322.html


Museo Nazionale del Bargello(バルジェッロ国立博物館)

Via del Proconsolo, 4, 50122 Firenze

+39 055 238 8606

http://www.museodelbargello.it/

 

KEICO

新潟県の旅館に生まれるも女将にならず、上京、進学、就職、まさかの出逢いと結婚。 約10年間のOL生活の後、2004年渡仏。 現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆

そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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