Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

If you don't climb the mountain...

リアル食いしん坊バンザイ!な夫は食事の度に何がどう美味しかったかをダイニングのシェフ、フランクに伝えていました。

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なのですっかり仲良し?!

最後の朝食にダイニングへ行き、フリードリヒさんに教えてもらって以来連日食べている卵料理をオーダーすると、フランクがお皿を後ろ手に隠して持ってきました。

なんだろう…?と思ったら

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「ごめんね〜、今朝はこんなプチサイズで!」と、ウズラの卵で作ったお料理を。

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そしてすぐに、「冗談、冗談!ちゃんといつものを卵2つで作りましたよ〜」。

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そこに3年連続で私達のテーブルを担当してくれたトニーも加わって朝からワイワイ楽しげ。

こうして毎日3食ダイニングで顔を合わせていると厨房やスタッフの皆さんとも親しくなり、その皆さんがとてもフレンドリーなことがやはりこのホテルの一番の魅力かも。

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今年からダイニングを仕切る若きメートル・ドテル、クリストフさん(右)は笑顔を絶やさず、全てのテーブルへの気配り、目配りがすごい!

食事は美味しいことが一番だけど、サービスの技量も問われるところ。

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さて、ようやく迎えた合宿最終日もハードに滑りました。

カメラを構えると私にはそこはもはや山ではなく、絶壁にしか見えない…。

カメラの右上にちょっと青空が入る程度。

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岩もゴロゴロしているのでコース取りが大変ですが、そこは我らがマスター、ヘリー先生が慎重に雪崩のリスクもチェックしつつ最初に滑ってくれます。

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そしてもう4年目なのですっかり慣れました、この雪崩用ビーコン。オフピストに入る前に電源オン☆

雪崩に巻き込まれた時、深雪に埋まっとき、ピピピピっ!と電波と発信音で居場所を教えてくれる命綱!?

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何度来ても怖いよぉぉ(>_<)

H「そうそう、このへんでケーコのことが噂になってるんだよ♬」

K「な、なんで??」

H「その全身黒スタイル、そしてマスクとゴーグルで全く顔が見えないこと。そのマスクの下はどんな顔をしてるのか?ってオレの同僚やリフトの係員が噂してる。知ってるのはオレだけ。ハッハッハ♬」

防寒対策、保湿対策、UV対策で私にはこのマスク&ゴーグルが欠かせないアイテムなのですが、吹雪いて猛烈に寒い日でもない限りはヨーロッパの皆さんは鼻から下、口元は隠しません。

マスクと言えば、日本では風邪予防や風邪を他人にうつさないよう白いマスクをすることは日常の習慣。もはや文化?!

ですが、パリには、そしてオーストリアにもそんな習慣は無いというか、顔を隠すという行為がネガティブな要素を持ってしまう感じです。マスクをするほど相当にヤバイ伝染系な病気持ちとか、顔を隠すことはテロリストにも繫がるイメージ…。

以前パリのメトロにマスクをした日本人らしきカップルが乗ってきた瞬間、周囲のパリッ子はチラっと見た後にちょっとずつ彼らから離れていきました。怪しい印象になってしまう。。なので私もパリでは防寒&スッピン隠しの白いマスクはできません(=_=)

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話をスキーに戻して…

終わった!!! 

今回のスキー日程を無事に終え、ロッカールームに戻ってブーツを抜いだ瞬間に力尽きた。

本当に本当に終わった、良かった。何より夫婦ともに怪我がなくて良かった。

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合宿が終わってしまえば気持ちウキウキ♬

雪の散歩道も足取り軽やかに最後のショッピング@レッヒ村へ。

どうでもいいことですが、ソルドで買った「エシュン」のスノーブーツはすごい♡ どんな雪道、凍った地面も滑りません。しかも暖かくて靴下カイロなど全く不要。

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馬車が似合うレッヒ村。

私のカメラでは写せませんが、山の上にいるせいか星までの距離が近く感じるような錯覚がして、オリオン座がこんなに大きい?!と感激する雪山の夜空は筆舌に尽くし難し〜。

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これまた上手く写せてないのですが、冷え込んだ空気で霜柱のようになった四角く細長いそのキラキラ雪の表面はまるでダイヤモンド(パケット・カット、ラジアン・カットみたい☆)!!

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手の平で溶けないダイヤが欲しい。

ダイヤモンドなら今はやはり“GRAFF”(グラフ)よの〜。

レッヒ村にはとても普通にというか、ごく当たり前的にグラフが並んでいる。

K「で、で、どれにする??」

夫「こんなところで買う人いるの?」

K 「お店の中にお客さんいるよッ!」

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レッヒ村から戻ってダイニングで最後のディナー。

オーストリア産の赤ワインで乾杯し、ソフトシェフクラブのフライ、ローストビーフをいただいた後は恒例のデザート・ビュッフェ♡

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これも恒例のディナーイベントで週に一度の設定なので、滞在のタイミングによっては2回経験できる♬

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今だから言わせてもらおう。。

こんだけSNSが発達している時代にも関わらず、滞在中のお客さんでホテル内でiPhone、スマホ、カメラを手にしている人は見かけません…。カクテルパーティーにいたっても(=_=)

ちょこちょこブロガー魂を発揮してるのは私だけ…なのです。

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なので今日も私だけだろう…と思ってダイニングへ行くと、びっくり!

このデザートビュッフェは、若い方から年配のマダムまでスマホはもちろんiPad片手に大撮影大会♬

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「見て見て!このスワン、素敵ね〜♡」

「これは何?」

「あ、それ私去年食べましたけど、美味しかったですよ」

と、大テーブルを囲んでなんとも皆さん楽しげ。むしろチビッコたちよりも盛り上がっている…。

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やはり甘いものはみんな好きなのですね。

そして豊かで贅沢な気持ちにさせてくれる。

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こうして私もしっかりデザートをいただきました(●^o^●)

K「とにかく終わって良かったんだけど、ちょっと気になったことが。。昨日ヘリーが“来年”はあのへん滑ろうかね〜とか普通に言ってたんだよね。で、今日も“来年”はあっちも行けるかな〜とか。まさかとは思うけど、もう“来年”の約束とかしてないよね?」

夫「したよ。来年のホテル予約とヘリーのスケジュールはとりあえず押さえてもらった。モニカ(ホテルオーナーのマダム)も楽しみに待ってるってさ♬」

K「え、え、えーーーっ!!今年が最後かも、って言ってたよね。。来年はタヒチだって…」

夫「今年は課題がたくさん見つかった。来年までにあと2キロ体絞る、キミもしっかり体調管理して!」

K「・・・。」(本気で言葉が出ない)

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そして今回の合宿で心に残った言葉、“If you don't climb the mountain, you can't see the view.”

何事もやってみて初めて見えることがあるってことかな。。

À demain(^^)/ 

気ままに綴るBelle et Bonne Blogも更新☆

今日は、「仔猫ネイルだ、ニャー
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KEICO

新潟県の旅館に生まれるも女将にならず、上京、進学、就職、まさかの出逢いと結婚。
約10年間のOL生活の後、2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆

グルメ・ファッション・カルチャーな話題を中心に気ままに更新中。

 

 

 

 

 

KEICO

新潟県の旅館に生まれるも女将にならず、上京、進学、就職、まさかの出逢いと結婚。
約10年間のOL生活の後、2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆


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