フロマジュリー☆Androuet
自宅に友人を招いたり、お持たせに、日本へのお土産に!という時のチーズは、Laurent Dubois(ローラン・デュボワ)やQuatrehomme(キャトルオム)で調達。
でも普段チーズを買うとなると出先やスーパーからの帰り道などで、ふと足が止まったお店やご近所店で。
キレイなファーコートを来たマダムがスーっと入っていたお店、“Androuet”(アンドルエ)に入ってみました。
パリには複数店舗がある“Androuet”(アンドルエ)。
パリに来たばかりの頃、初めてフロマジュリーというチーズ専門店でチーズを買ったのが5区のムフタール通りにあったこのお店(だったと思う…)。
当時知っているフランスのチーズはカマンベールぐらいな状態だったので、何を選んでいいのかさっぱりわからなかったのですが、お店の方がとても親切でオススメしてくれた季節のシェーブルチーズが美味しく、以来すっかりシェーブルの虜に♡
この店舗もシェーブルがいっぱいだ〜♬と嬉しく懐かしくなりました。
でも今日の気分はシェーブルではない…。
ウォッシュ系? 白カビ?
それとも青カビ?
やっぱりウォッシュ、くさ旨系?
ちびちび食べたいハード系?
一緒に並んでたソーセージも気になる…。
スフレやチーズケーキのデザートも美味しそう!
と誘惑がいっぱいのパリのフロマジュリー。
今晩の1個がなかなか決まらない。でもそのたった1個を選ぶ楽しみに浸りながら、最終的に選んだのはコレ。
ワインの下敷きになって潰れてしまった…
なんてホントのことは夫には言えない(=_=) 最初からこういうカタチだと思ってもらおう。。(本来はドーム型)
それは、お店ごとオリジナルなネーミングがつけられている牛乳チーズをワイン漬けのレーズンでコーティングしたデザート系チーズ。
このブログでは何度も登場している大好きチーズの一つですが、こちらでは“vendangeur”(葡萄を収穫する人)という名前でした。
これまで食べたものと比べると、圧倒的にしっかりワインが効いたレーズンでアルコール強めの大人味!
ワインに漬けたレーズンというよりは、味わい的にはMarc(マール)に漬け込んだ感じで、お酒に弱い人はこのレーズンで酔ってしまうのでは?と思うほど、レーズン一粒一粒の主張がスゴイ。
ちなみにマールは葡萄の皮、種、果軸、果汁の残りなどの葡萄の搾りかすから造られる蒸留酒で、ブルゴーニュ産が有名。「搾りかす」なんて聞くとなんとなく安価な下品な?イメージだったりもしますが、ピンキリとは言えこれまで何度かレストランや友人宅でいただいたマールはとても美味しく、その香りが好きになりました。
食後にカッコ良く「じゃ、マールを少しいただくわ」なーんてセリフが自然で似合う人に憧れる〜。
ただアルコール度数が高めなので、カッコ良く飲んだつもりでも腰が立たなくなりそうで怖い食後酒?!
それと美味しかったら今回のパリのお土産にしようと買ってみた2年半熟成のコンテチーズ。
つまみながら夕食の支度をしていると、これが想像以上に美味しくて支度の手が止まりました(●^o^●)
熟成も長ければイイとは個人的には思えず、好みの熟成加減がある中で、こちらの程よいねっとり感とアミノ酸のザラザラ感、優しく長く舌に残る余韻がとても好み。
と言う訳で、このチーズはコンテ好きな友人のお土産に決定☆改めてお店に行くことに。
À demain(^^)/
☆おまけのパリ話・Belle et Bonne Blogも更新☆
今日は、「フェルメール展始まる」
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-1444.html
<info>
Androuet(アンドルエ)
17 Rue des Belles Feuilles, 75116 Paris
01 45 05 11 77
<Profile>
KEICO
新潟県の旅館に生まれるも女将にならず、上京、進学、就職、まさかの出逢いと結婚。
約10年間のOL生活の後、2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
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