パリの子ども事情

ヨーロッパのおもちゃ事情

ヨーロッパ最大のインテリア、ガーデニング、雑貨、オモチャの見本市「MAISON ET OBJET」に行ってきました。
年に2回開かれるのですが、体育館7棟分の展示会場を全て見て回るのはひと苦労。
なんといっても世界中のメーカーが出店するし、世界中から買い付けに人々が押し寄せるのですから、もうすごい混雑なのです。

私は子ども向けのオモチャや雑貨を中心に見て回りました。
1棟の半分だけ。
そこで見つけたドキドキする物たちを今回は紹介しますね。

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まるでボンボンのようなカラフルな石鹸。
1週間で使い終わりそうな小さなサイズ。
石鹸って、大きいと最後のほうはひび割れて黒くなったりして美しくない。
そして、新しい石鹸を使うときってウキウキします。
そんな気分をしょっちゅう味わえるなんて、楽しい!


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シックな柄の折り紙セット。
"ORIGAMI"としてフランスでも浸透してきました。
でも、このお洒落さはフランス製ならでは?


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ベベのお散歩のお供に......。
日本でもこのテのオモチャはあるけれど、やっぱり柄や色遣いにお国柄がでますね。
素材は合板使用。


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なかなか男の子の洒落た帽子って見つからない。
そんな事を丁度思っていたら、見つけました!
バイキング、赤十字、ルチャ......。
このインパクト、素晴らしい!


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日本でもアニヴァーサリー・プランナーの辰元草子さんの提案で、お誕生会の楽しみ方が広がったはず。
パリでもこんなパーティーセットがたくさん売られるようになりました。
ここはお面までセットになっています。
男の子用もたくさんありました。


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ソーラー電池で家に電気がともります。
拳ぐらいのサイズ。
枕元に置いたら良さそうな優しい灯りです。
自分で絵を描いたり、いろいろな柄を選んだり。


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木のオモチャは世界中で愛されているけれど、やっぱりこの柄と色。
なかなかありませんね。
小さい子が口の中に入れても害のない塗料で仕上げてあるそうです。


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そして、最後は大人もワクワクするこんなキャンドル。
本物の牡蠣の殻を使っています。
海辺のヴァカンスに思いを馳せて......。


DSやネットのお遊びは程々に。
こどもたちが大きくなった時に思い出す。
そんな物を選んでいけたらいいな、と思います。


そして、パリのバレエ事情その3。

今週から始まったローザンヌ国際コンクール。
バレエダンサーだったら誰もが憧れ、目指すこのコンクール。
フランスからは3名が出場します。
そのうちの1人が、我が子たちが通うテレプシコール(パリの2大プライベートバレエスクール) のDiane Sallerちゃん。
彼女のインタビュー記事を翻訳機能で読んでみた。
技術もすごいけど志もすごいなー。
http://www.dansesaveclaplume.com/pas-de-deux/rencontre-avec-diane-saller-candidate-au-prix-de-lausanne-2014/

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そして、2年前には我が子(長男8歳)の憧れのカール君から見たローザンヌのインタビュー記事。(カール君は我が子 が通うプライベートスクールの指導者、ジャックリーヌ先生の孫)
http://www.dansesaveclaplume.com/pas-de-deux/le-prix-de-lausanne-vu-par-carl-van-godtsenhoven/

またもや翻訳機能で読んでみた。
オペラ座には小さくて入れなかったって。
今はこんなに大きいのに。
彼は今ハンブルグ。

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カール君のたどった道の最初の 入り口に我が子は立ったばかり。
カール君の踊った曲をコンクールで踊り、衣装もカール君のものを着せてもらっている。
そんなことが嬉しくてしょうがない様子。

2月には第1回ドービル国際コンクール[ニジンスキー]に出場します。
まだバレエを初めて1年5ヶ月だけど、8歳児の頭の中の半分以上が"バレエ"なのは一緒にいてもわかる。

漢字の書き取りをしながら片足は頭の上。
廊下を、ステップを踏みながら歩く。
バーがあると(例えばエレベーターで)つま先立ちをしてしまう。
キッチンでくるくる回りぶつかって小麦粉をぶちまける。
バレエの後の入浴タイムは30分以上かけて筋肉を伸ばす。
鏡の前だとついつい今日習った事を復習。
音楽がかかると即興で踊ってしまう......などなど。

日常にバレエが絡み付いている。
自分でやりたいことを見つけ、飽きる事なく練習し続ける。
これはある意味ひとつの才能かもしれない。
彼の中では今のところ「賞を取る事よりも、舞台で踊りたいんだよ」という思いも、親としては安心できる。

松永麻衣子

パリ在住ジャーナリスト

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