パリの子ども事情

パリの子ども事情/松永麻衣子

ヴァカンスのテーマは「実験」

海の底散歩> 今年のヴァカンスは実験。
3年ぶりに家族揃っての1週間。

裏テーマは《NO CAFE! NO RESTAURANTS!》

カフェに入ってちょっとアイスクリームとか、アペロに白ワインとか。
今日は遊び疲れちゃったから、夜はレストラン行っちゃおう! とか。
これを一切なしの実験1週間。
ひたすら自炊を楽しもう! 土地のものを味わおう!

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なんでかっていうと。
此処のところの子供達にちょっと不安を抱いたから。
おこずかいだったり誕生日だったりで、いろいろなものを買うでしょう?
それがほったらかしになっている。
大切に使っていない、例えば最後まで使い切っていない塗り絵、などなど。。。。。
”買うのが楽しい”だけ。まさにそれ! とっても怖くなりました。

例えば。。。ヴァカンスで海辺の街に行きました。
起き抜けにマグカップ片手に海辺を散歩って最高! 海辺でピクニック最高! 海辺の夕焼けを見ながらデザートのアイスクリーム食べるの最高! 
日々の生活では得られない、ヴァカンスではそんな体験が掛け替えのないもの。
そう思えたら人生なんて素晴らしいのだろう。

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買い出しと料理はパパと長男担当。
時には砂浜までこんな料理が運ばれてきてびっくり!
これは贅沢以外の何物でもない!

子供には特に、消費ではなく体験を!
この実験は、なかなかうまくいったと思う。

松永麻衣子

パリ在住ジャーナリスト

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