マリ=アンヌのシティ・ガイドで、パリを再発見しよう。

特集

ジャーナリストのマリ=アンヌ・ブリュスキによるシティ・ガイドは、パリ歩きに絶対に重宝する。これは本にはなっておらず、オンラインで見るガイドで、サイトの名前はRe-voir PARIS(ルヴォワール・パリ/https://www.re-voirparis.com)。

ええ、こんな場所がパリにあるの?? とパリの住民も驚く、魅力いっぱいの新旧のアドレスと情報が満載されている。フランス語がわからなくても、大丈夫。目次に並ぶ写真がとても可愛いので、気になったらクリックしてみればいいだけのこと。場所の名前と住所は、アルファベットでの情報が必要なことだし……。

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Re-voir Parisより。左はCity GuideのBoutiqueの項目で紹介されているLe Sirop de ma rue。1900~1980年までのお手頃価格のブロカントの店だ。
右はCity GuideのRestaurantの項目で紹介されている7区のピッツア・レストランDolce Vita。

City Guide(シティ・ガイド)、Le Paris de …(パーソナリティによるパリのアドレス)、Portraits de Parisiens(パリジャン紹介)、Je ne sais pas quoi faire…(今日は何しよう?)と、Re-Voir Parisのサイトの内容は大きく分けて4つである。

トップページ(accueil)を見てみよう。City Guideの中はブティック、ホテル、レストラン、カルチャーにさらに分かれていて、それらの最新情報が最初に現れ、ついで残りの3項目の最新版が掲載されている。ここで写真が気になって、もっと知りたいというときは、写真をクリック!

最新だけでなく、過去の情報も知りたいときは上のバーから。例えばCity Guideをクリックすると、上から下へと 新しい順に情報をたどってゆける。残りの3項目についても、見る方法は同じだ。

丸い写真と角写真を組み合わせたページは魅力だし、写真もいい。マリ=アンヌがシティ・ガイドを今年の10月にスタートするきっかけとなったのは、3年前から続けているインスタグラム@marieannebruschiが好評ゆえにである。ちなみにフォロワーは現在、17.7K。

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City GuideのHôtelから。パリ市内にこんなホテルがどこに?? とびっくり。14区の9 Hotel Montparnasse photos:David Grimberg

「仕事の合間にパリ歩きをしてインスタ用に撮影するときに、昔知っていた場所を新たな視線で見る、ということが気に入ったの。パリは過去、現在、未来が共存している街。私の視線で見たパリを大勢に紹介したい、という情熱が生まれて、それで10月にサイトを立ち上げました。フォロワーからも、もっと見たい、というリクエストもあったし……。仕事ではいろいろ拘束もあるけど、このサイトでは自分が好きなことだけを掲載しています。ページを開いたときに、見た目がきれいでなければならないので、サイトのレイアウトは以前雑誌ADのアーティスティックディレクターだった人に依頼したんですよ。写真は私の視線が大切なので、iPhoneを使ってなるべく自分で撮影するようにしています」

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左はCity Guide のBoutique にて紹介されている、インディア・マーダヴィが内装を手がけた香水のMEMO。
右はCity Guide のCultureにて紹介されているMusée Clémenceau。故政治家ジョルジュ・クレマンソーの自宅が美術館に。マリ=アンヌは彼に興味がなくても1900年代のパリのアパルトマンの雰囲気が味わえる、とこの場所を提案している。

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左City Guide のRestaurant で紹介している、11区のジュースバーJuice Box。
右City Guide のHotelより。1950年代にクリスチャン・ディオールと親しかったアートコレクターのジャック・オンベールが住んでいた16区の個人邸宅。そこに1室だけのシャンブル・ドットLe 6, MANDELが!

古い場所ばかりを紹介するノスタルジックなサイトもあれば、新しいアドレスばかりのサイトもある。でも、新旧がミックスされているパリガイドはない……。

現在マリ=アンヌは雑誌のグラッツィア、ミルクなどの仕事をしているが、以前はガイド本のPetit Futéや雑誌のZurban, Paris Scopeでもガイドページを担当していたというから、町歩きのプロといっていいだろう。往復に絶対同じ道を通らない、ということを鉄則にしているそうだ。それによって発見があるから。

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リヨン出身で、パリ暮らしは23年というマリ=アンヌ・ブリュスキ。自分の好きな新旧のパリをミックスした町歩きツアーを提案するのも悪くない、と新しいプロジェクトのアイデアも。photo:Céline Saby

「カルチャーばかりは退屈だし、楽しみばかりというのも……両方をミックスして楽しい1日を過ごすのが私の街の歩き方。これは海外旅行のときも同じ。パリは住民ではあるけれど、観光するように歩いている、といえます。今パリで歩いていて活気が感じられる場所? そうね、10区のシャトードー通りとか、18区のマルカデ通りとか……。子供がいてスペースが必要な若いボボの家族は、9区の上の18区あたりが家賃的にも住みやすいようで、この界隈が賑わうようになってきています。気の利いたレストランやインテリアの店が、それでこのあたりに増え始めているようです」

長年知っているパリ。最近彼女を驚かせることは、次々とオープンする新しいレストランの数だとか。そして彼女を興奮させているのは、フィンランド・インスティチュートの中庭に設置された6つのフィンランド・スタイルのシャレー。フィンランドの若いデザイナーたちがインテリアを担当した期間限定のポップアップホテルは、もちろん彼女のサイトで写真とともに紹介されている。

Re-voir PARIS(ルヴォワール・パリ)
https://www.re-voirparis.com

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