Rae's、Bambou......「断食者通り」が食のストリートに!

特集

1980年代はアパレル業界のメッカとして、その名を世に轟かせたSentier(サンティエ)。目下食のメッカに変身中のような勢いで、雨後のタケノコというか、フランス式にいうと“きのこのように”だが、食事をする場所が増殖中である。中でも、ちょっとした驚きはジュヌゥール通りで、「断食者通り」という意味を持つ通り名に偽りありと言いたくなるほど、細い道の左右が食関連の店なのだ。イタリアン、タイ、アメリカン、インディアン、ビオ……テイクアウトができる店もある。食事のタイプもさまざま、価格帯もさまざま。界隈で働く人のラインタイムを支える店が少なくなく、こうした店は早くから開いているものの16時には営業を終了している。

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左:Jeûneur通り41番地のBreakfast in America(毎日8:30~16:00)。
右:21番地は、キッシュ、サラダ、スープなどのPur (8:30〜16:00、土日定休)

 

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左:フラミンゴの看板は、34番地のWe are juice(9:00~15:00、土日定休)
右:スタッフのウエアもグリーン。42番地のMangoo(11:30~15:00、土日定休)

 

ランチだけでなくディナーの営業もしている、本格的、かつおしゃれな2軒を紹介しよう。春にオープンしたのは、レストランらしからぬ外観のRae’s(レース)というネオ・ブラッスリー。1階はガラス越しにキッチンが見える作りの食事スペースで、2階がバーという作りの店だ。オーナーのヴィンセント・レーはオーストラリア人だが、こよなく愛するのはイタリア料理というわけで、料理はイタリアンがベースとなっている。味も良く、お皿の中のビジュアルも美しい。夕方タパスとグラスワインで、といった楽しみ方もできるので知っておきたいアドレスだ。

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左:かってはファッション・ブティックだったという建物。
右:キッチンでの仕事ぶりが眺められる1階のレストラン。働き手の中に日本人の姿が見えるのは、美味しさの保証!?

 

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雰囲気が異なる1階と2階。

 

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前菜+メインまたはメイン+デザート/28ユーロ。前菜+メイン+デザート/34ユーロ。

Rae’s/レース
39, rue des Jeûneur
75002 Paris
tel:01 47 03 42 07
営)12:00~15:00、18:00~25:00
休)日
www.raesparis.fr

秋にオープンしたのは、こんな細道にこんな大きなスペースが隠れているとは! とビックリさせられる500平米もあるタイ料理レストランのBambou(バンブー)だ。広い庭があり、ベランダ席があり、かつ室内席も3パートに分かれ……。料理のスーパーバイズをまかされているのは、ミッシェル・ブラで修行をし、サン・ルイ島のセルジャン・ルクリュトゥールで腕を振るっていたアントナン・ボネだ。大衆的な料理もあれば、ちょっとグルメなタイ料理もメニューに並んでいる。内装を担当したのはクレマンス&クレマン・グータル。入り口を入ってすぐ右手に、壁一面を飾る中国製の藤の鳥かごが圧巻だ(その中の剥製の鳥を好きかどうか……これはちょっと意見が分かれそう)。階段の下に巨大なシャンデリアが倒れていたり、トイレの壁にはフォルムが異なる鏡を複数並べるなど、インテリアもなかなか凝っている。

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鳥かごが並ぶ入り口。この一つ目のスペースにはバー・カウンターもある。

 

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左:二つ目のスペースがレストランのメインで、奥に見えるのはキッチン。目の前に、テラス席と庭が広がる。
右:地下のサロン。ビリヤードも備えられている。

 

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左:カラフルな椅子を配した広い庭。右:店のエントランス。

 

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タイ料理の中でもフランス人がとりわけ大好きなパッタイはもちろん!

Bambou(バンブー)
23, rue des Jeûneur
75002 Paris
tel:01 40 28 98 30
営)12:00~14:30、19:30~23:00(金 ~23:30)
休)土・日
www.bambouparis.fr

なお、この通りとサン・フィアークル通りとのコーナーには、パリジェンヌたちが愛するオンライン・ブランドSézaneのショールーム兼ブティックL’Appartement Sézaneがある。ランチタイム、足早にここへ向かう女性たちの姿が目につくほどの人気。つい最近、サン・フィアークル通り側に新しいスペースをオープンした。書店兼カフェで、さらにインターネットのオーダー不要で即バッグが購入できるとあって、新たな話題を振りまいている。

réalisation:MARIKO OMURA

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