今は普通でも、昔それはスキャンダルでした! なモード展。

特集

パリの装飾美術館では「適切な装いを求む! 服がスキャンダルを起こす時」展を開催中だ。14世紀から現代に至るまでの服をメインに、小物、写真なども含め300点の展示により、スキャンダルを起こしたモードを紹介している。

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下着のままで外出ですか? 例えば左はジョン・ガリアーノによるディオールの1997年春夏コレクションより。

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ビキニ、とんでもない!! そのドレス、胸やお尻が見えすぎ! 手前の黒いドレスは映画「le grand blond avec une chaussure noire」(1972年)でミレイユ・ダルクが着たギ・ラロッシュのドレス。
photos:Luc Boegly

なぜ、スキャンダル? それは、その時代のドレスコード、服の規範、道徳に反するということからだ。会場の展示でわかりやすい例は、マリー・アントワネットの白いコットンドレスだろうか。ブルーの宮廷着を着てバラを持つ王妃の肖像が背景にかけられている。この絵、もともとは白いコットンドレスを王妃は着ていたのだが、王妃が下着姿とは! 王妃がリヨンの絹ではなくイギリスの木綿を着ている! 王妃がこんな貧しい装いとは! ……という批判を受けて、王妃らしい装いに描き直されたというエピソードがある。

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左:王妃マリー・アントワネット。18世紀当時、こうしたコットンドレスは下着だった。
右:女性がズボンをはくなんて!!

ジーンズ、ビキニ、穴あきニット、女性のパンツ姿、男性のスカート、パジャマ的アウター、ミニ……何が問題か、と今なら思う服も、出現当時はスキャンダルだったわけだ。展示されている服の年代と併せ見て、納得をする必要があるだろう。展示の脇に掲げられた、何ゆえその服がその時代にふさわしくなかったのか、というマルバツの説明パネルが大いに役立つ。

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左:ジョン・ガリアーノはディオールの2000年春夏クチュール・コレクションのインスピレーションをホームレスに求めた。©Guy Marineau
右:モデルの性器が見える、と話題を呼んだ2015年のリック・オウエンスのメンズコレクションより。©Guy Marineau

 

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左:ミニ・スカートの時代。丈が短すぎる! という批判が。
右:説明パネル例。

 

「Tenue correcte exigée !  Quand le vêtement fait scandale」展
会期:2017年4月23日まで
Musée des arts décoratifs
107, rue de Rovoli
75001 Paris
tel 01 44 55 57 50
開館:11:00~18:00(木 〜21:00)
休)月
料金:11ユーロ

réalisation:MARIKO OMURA

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