パリ 10月のマルシェ 『かぼちゃのタルトタタン風』

パリのマルシェとレシピ。

パリは、しだいに寒くなってきました。アルプス山脈には初雪が積もり、早くもスキーヤー達をワクワクさせています。

今日は、パリ17区の端Berthierベルティエのマルシェへ。こちらのほうも秋のうまいもんが出てきてワクワクです。

マルシェの入り口はアラブ系の八百屋の掛け声が飛び交って、マラケシュの広場のようですが……

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真ん中あたりで、ようやく買いたくなるようなシャキシャキ野菜を並べているスタンドが。ご近所の常連というマダムが「このマルシェで一番の野菜よ!」というパリ郊外南東Pérignyペリグニーの農家の直売でした。

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根菜シーズンの始まり!黒大根と鮮やかなピンクは、Radis pastèque(スイカ大根)。

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少し進むときのこ専門店。栽培物のしいたけや森のジロール、シャントレルに、冬のきのこ、クロラッパ茸がもう出てきました。ここで、Sologne(ソローニュ)の森で採れたピエ・ド・ムートン(羊の足)というきのこを買いました。
これは、少し干してからスープに入れると、美味しいダシが出るもの。

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冬のご馳走、ブルターニュのホタテ貝の登場です。

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柿もフランスでは、お馴染みに。どの八百屋も旬のぶどうがてんこ盛り。

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Masquée de Provenceというかぼちゃは水分が多いので、ポタージュ向き。

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フランス家庭の週末のランチによく食べられている“鶏の丸焼き”。カリッと香ばしく焼けたものが、飛ぶように売れていきます。左は、これから火入れする豚のスペアリブ。やっぱり、寒くなると肉が食べたい。

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中が完熟でジャムのような甘いイチジクも、これで食べおさめなので、ちょっと悲しい。

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生のベットハーブ(ビーツ)は、この時期ならでは。普通は茹でてから売られていますが、このまま独特の風味を楽しむ人も。奥の旬のかぼちゃPotimarron(ポティマロン)は、鮮やかな果肉がきれい。

 

今日はハロウィンにちなんで、美味しくなってきたかぼちゃをたっぷりと使ったケーキを作ってみました。

■『かぼちゃのタルトタタン風』
Kabocha façon tarte tatin

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材料−20cmの型1個分

かぼちゃ 600g
キンカン  2個
砂糖   30g(型の底に)

−生地−
ひよこ豆粉 120g
アーモンド粉  20g
ベーキングパウダー 小さじ1
シナモン 少々
卵   2個
砂糖  50g
グレープシードオイル 40cc
豆乳   50cc
ラム酒  大さじ2

−シロップ−
砂糖  30g
オレンジ果汁  50cc
水  大さじ2
シナモン 少々

1. 包丁で皮を取り除いたかぼちゃを、5ミリくらいの厚さに切って5分ほど蒸す。
2. 型にオーブンペーパーを敷いて、底に砂糖30gを振ってからキンカンの薄切りを並べ、その上に蒸したかぼちゃを重ねる。
3. 生地の粉類(ひよこ豆粉、アーモンド粉、ベーキングパウダー、シナモン)を合わせて振るい、ボールの中へ。別のボールに卵と砂糖を入れて泡立て器で混ぜ、オイル、豆乳、ラム酒を加えてさらに混ぜる。粉のボール中心にくぼみを作ってそこに流し入れながら混ぜる。
4. 生地を型に流し込み、180度に温めておいたオーブンで30分ほど焼く。
5. 焼いている間に、シロップの材料を全て小鍋に入れて強火で3分くらい煮詰める。とろみがついてきたら火から下ろす。焼きあがったケーキの上に塗る。

グルテンフリーで作ってみましたが、ひよこ豆粉の代わりに薄力粉でも。砂糖は、白く精製されていないもの(さとうきびや甜菜糖など)を使っています。
かぼちゃとキンカン、秋の日差しに輝く黄金色がきれいで、気持ちまで温かくなります。これには、ミルクティーがぴったり。
ハロウィンの週末にぜひ!

■Marché Berthierマルシェ・ベルティエ
Boulevard de Reims 75017 Paris
営)水・土 7〜14時30
メトロ)3番線Porte de Champerret 駅下車

 

──NEWS!!──

今年も東京・代官山の料理スタジオAL Tokyoで料理教室「ノエルと新年のおもてなし」を開催させていただくことになりました!!

●「ノエルと新年のおもてなし」
場所:代官山 AL Tokyo
日時:12月17日(土)11~14時/16時30分〜19時30分 の2回。
問い合わせ先:www.al-tokyo.jp
皆さまにお会いできるのを楽しみにしております!!
※メニューや詳細は、追ってお知らせいたします。
SACHIYO HARADA
料理クリエイター

長い間モードの仕事に携わった後、2003年に渡仏。料理学校でフランス料理のCAP(職業 適性国家資格)を取得。 パリで日本料理教室やデモンストレーション、東京でフランス料理 教室を開催。フランスの料理専門誌や料理本で、レシピ&スタイリングを担当。2016年春、ベジタリアン向けの料理本『LA CUISINE VEGETARIENNE』をフランス全土と海外県、ベルギー、スイス、イギリスなどのヨーロッパ各地で発売。この連載をまとめた『パリのマルシェを歩く』(CCCメディアハウス刊)が発売中

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