ジャン・ポール・ゴルチエによる壁紙は、一味違う。
PARIS DECO
パリに新しく生まれるレストラン、ホテル、ブティックのどこを見ても、おしゃれなインテリアには壁紙が不可欠! と確信させる。フラミンゴ、パームツリーといったパラダイス調やら、超クラシックなウィリアム・モリス……モチーフはさまざま。
種類の豊富さで迷うほどなのに、さらに、新たにジャン・ポール・ゴルチエの壁紙というのも登場した。
これは1914年創業のインテリアファブリックのメゾン・ルリエーヴルとのコラボレーションだ。このメゾンが壁紙を発表したのはこれが初めて。ゴルチエとは2012年からファブリックの仕事を共にしていて、互いの信頼関係から新しい冒険が生まれたのである。
今年1月から販売が始まったジャン・ポール・ゴルチエがデザインした壁紙。花柄、ボーダー、刺青……クチュリエ界の大御所が愛するモチーフを、これまでインテリア市場には存在しなかった斬新なモチーフに仕上げた15種。
左:Flamoyant ロマンチックな花柄。108ユーロ
右:Basque グラフィックな格子。105ユーロ
左:Quiberon ゴルチエおなじみのボーダー。190ユーロ
右:Récréation 18世紀のトワル・ドゥ・ジュイからのインスピレーション。199ユーロ
左:Hirondelles 軽やかに空を舞う雲雀たち。110ユーロ
右:Irézumi 刺青。110ユーロ
左:César セザールのようにメタリックなオブジェをプレス! 210ユーロ
右:Brume 湖にかかる霧の幻想的な光景。123ユーロ
madame FIGARO japon パリ支局長
東京の出版社で女性誌の編集に携わった後、1990年に渡仏する。フリーエディターとして活動し、2006年より現職。主な著書は「とっておきパリ左岸ガイド」(玉村豊男氏と共著/中央公論社)、「パリ・オペラ座バレエ物語」(CCCメディアハウス)。