Parisienne file.vol 4 Fiona Torre フィオナ・トゥール/ファッションフォトグラファー
パリジェンヌのギフト選びは、香りがキーワード。
パリジェンヌファイル
パリジェンヌってほんとうに各人各様。
好きなものや愛用アイテムがそれぞれに個性的で、独自の魅力に溢れています。
だからこそ、面白い!そんな彼女たちのフィルターを通じて、リアルなパリジェンヌのライフスタイルをお届けする連載。
今回は、ファッションフォトグラファーのフィオナに、宝物、パリジェンヌのマストアイテム、そして手土産を3回にわけて紹介してもらいます。
フィオナの手土産は、フレッシュな季節の香りの花束や、焼きたての甘い香りが漂うマドレーヌ、ナチュラルハーブのビオの石鹼など、どれも香り好きな彼女ならでのこだわりの品。
ほのかな香りがその時々の楽しかった記憶を鮮明にしてくれるから、友人や家族への贈り物は、味や美しさといっしょに香りを運んでくれる品をチョイスするのが最近の定番。
そんなフィオナがギフトを探すためによく訪れるのが下の2軒。
【シャンペトルなブーケ】
「野の花や山に咲く花など、洗練され過ぎない野生の花束が好み」というフィオナ。色とりどりのカラフルな花や葉をアレンジしたブーケは、摘みたてのようなフレッシュさが魅力。
フラワード・バイ・ティエリー・フェレ
26,rue de chabrol 75010 paris
Tel.33-(0)9-83-56-40-12
営)14時ー20時(火ー土)
11時ー13時(日)
月休
www.flowerdby.com
コンセプトは、季節の新鮮な花どうしを組み合わせたブーケ。花材の色をカラフルにミックスするナチュラルテイストのアレンジに定評がある。オーナーのティエリーは、モードや香水のイベントも手掛ける人気フローリスト。Flowered by Thierry Feret
【マドレーヌ】
子供のころにおばあちゃんが焼いてくれたような素朴なマドレーヌは、フランス人にとってオーセンティックで懐かしい味。美しいデコレーションのケーキもよいけれど、ほっとする手づくりの焼き菓子を手土産にすれば、みんなの笑顔が自然と溢れる。
リベルテ
39,rue des vinaigriers 75010 paris
Tel.33-(0)1-40-05-51-76
営)7時30分ー20時(日ー土)
月休
www.libertepatisserieboulangerie.com
小麦粉や砂糖など選りすぐりの原料を使い、
店内に併設したオープンスペースのラボで、パンとケーキ、焼き菓子などすべてを作っている「リベルテ」。マドレーヌをはじめとする伝統的なフランス菓子が特に人気で、イートインスペースでゆっくり味わうこともできる。
大切な人への定番ギフトはこの2つ!
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フレーバーティ
甘い香りのマリアージュ・フレール"ミルキーブルー"や、クスミティのシナモン&ジンジャーの"ボースト"、ルイボスがベースの"ベベ・デトックス”などお気に入りのフレーバーティは、贈る人にあわせてチョイスしている。
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ドクター・ブロナーの石鹼とクリーム
2年前にNYのドラッグストアで出会って以来、リピートしているドクター・ブロナーのプロダクト。肌に優しい使い心地と、小さな子供でも安心のオーガニックだから、友人家族への贈り物に最適。ラベンダーの香りがフィオナのお気に入りだそう。
ファッションフォトグラファー
南仏出身。トゥールーズのボザール(国立高等美術学校)を卒業。その後、パリのエコール・ド・リマージュ・ゴブランで写真を学ぶ。2013年よりフリーランスのフォトグラファーとして活動スタート。ジャルーズやロフィシャルなどのモード誌の他、ファッションやビューティ広告で活躍中。
photos:MANA KIKUTA, realisation:HIROKO SUZUKI