M•A•Cのトップアーティスト、ゴードン•エスピネーが来日。
そのメークテクニックをムービーで公開します。
2010−11年秋冬、M•A•Cが打ち出すメークトレンドは、あいまいな色たちで作り出す“CASHMINK(カシミアとミンクの造語)”、赤みの強い口元にフォーカスした“REDD-VELVET(レッドとベルベットの造語)”、ひねりを利かせたアイラインの“SATIN-EYES”、そして、ソフトフォーカスをかけたような陰影が主役のメーク“VOILE-VEIL(薄い織物)”のカテゴリー。それらはすべて、新しいラグジュアリーさを感じさせるものだ。
今回、M•A•Cのトップアーティスト、ゴードン•エスピネー氏がこのメークトレンドを発表するために来日し、フィガロのビューティ企画のモデル撮影のために“CASHMINK”と“VOIEL-VEIL”をミックスして、ミニマムなメークを施してくれた。シフォンのヴェールをかけたみたいに、ウォーミーな色彩が混じり合うソフトなルックは、すぐにでもトライできそう。

このメークの基本は、じつは肌づくり。「肌色になじむベースを使い、ファンデーション類だけで骨格を強調した陰影をつくっておくこと」。これだけで、顔に立体感が出て、シンプルなスキントーンのメークにもメリハリが生まれてくる。また、アイシャドウやチークには、シアーで軽く、肌にとけこむような質感の「ミネラライズ」のシリーズが最適。今回は8月5日に限定発売される新色からピックアップ。これらを使うときは「ブラシを使って、肌と色の境界線がわからなくなるほどぼかし広げて」。とくにアイシャドウを塗り広げる際は、「まぶたの骨のある部分に指を当ててアイホールの位置を確認してから、その範囲までのせるようにすれば、目元に自然な陰影ができるようになる」と、まぶたにメリハリの少ない日本人にアドバイス。
動画でもわかるように、ゴードン氏のメーク解説は的確、かつ簡潔。メークで表現する“気分”までもが伝わってくる。緊迫したコレクションのバックステージでも、いつも明るくやさしいゴードン氏だが、今回の撮影も楽しくリズミカルに進んでいった。美しい肌にぼかしこまれた色で完成したメークは、発売中の9月号の本誌159ページでチェックを!
Skin
- まず(a)の下地を顔の中央から外にかけてのばす。
- (b)のファンデーションは、ハイライトとして使う明るい色と、シェーディングに使う少し暗い色の2色を。明るいNC25を軽く、額の中央から鼻筋、そして顔の側面にかけて、眉骨のあたりにも少量広げる。NC35を顔の輪郭にごく自然にシェーディングしていく。こめかみから始めて、顔の側面へ下ろすように。次にあごの下、髪の生え際にも。
- (c)のコンシーラーは、目頭から目尻にのせて指を使って肌になじませ、目元を明るく調整する。
- (d)のパウダーを、#227のブラシで、目周り、額、顎にサッとのせる。
- (e)のパウダーを、#150のブラシでカバーが必要な部分と、輪郭に重ねて強調する。
Cheek
- #116のブラシで(h)の下のべージュ色を、頬骨の下あたりから前方に向けてぼかす。さらに、こめかみにものせて顔の輪郭をフレーミング。
- #227のブラシで(h)の上のパールベージュを、頬骨の高い位置にエッジはきかせないよう、ハイライト的に。
Eyebrow
- #204のブラシで毛流れを上向きに整え、(f)のペンシルで眉毛の隙間を埋めていく。(g)の透明な眉マスカラで眉毛をセット。
Eye
- #224のブラシで、(i)の右のコッパーをまぶた全体に、目尻側から目頭に向かってぼかし入れる。リフトアップして見えるよう、さらに目尻側から眉骨の位置まで広げていく。
- #219のブラシで、目の下の際にソフトにラインを引く。
- #224のブラシで眉骨の下に(i)の中央のゴールドを重ねてぼかす。
- アイ コール テディで目尻側から目頭に向かってアイラインを描く。目尻側が太く、目頭は細く。
- (k)のマスカラで上のまつ毛を広げるように塗る。
Lip
- (l)のリップペンシルでわずかに輪郭を足す程度に描き、(m)を唇の中央からラインになじませるように塗って自然に仕上げる。
- (n)のグロスを中央に足す。
そのほか、使用アイテム
アイブロウ フリング(f) アイブロウ セット クリア(g) アイ コール テディ(j) ズーム ファスト ブラック ラッシュ(k) リップ ペンシル オーク(l)
#227 ラージ フラッフ ブラシ #150 ラージ パウダー ブラシ #204 ラッシュ ブラシ #116 ブラッシュ ブラシ #224 テーパード ブレンディング ブラシ #219 ペンシル ブラシ

Gordon Espinet ゴードン•エスピネー
M•A•C メイクアップ アーティストリー バイス プレジデント
春夏、そして秋冬、年に2度のNY、ロンドン、ミラノ、パリコレクショにM・A・Cは参加。トータル150以上のメゾンのメークを手がけている。今シーズン、ゴードン・エスピネーが提案したメークトレンドは冒頭にも触れた、あいまいな色合いが織り成すニュアンスが特徴の“CASHMINK”、赤みの強い口元にフォーカスした“REDD-VELVET”、ひねりを利かせたアイラインの“SATIN-EYES”、そして、ソフトフォーカスをかけたような陰影が主役のメーク“VOILE-VEIL (薄い織物)”の4つ。今回の来日では自らプレス向けにセミナーを行った。
トリニダード生まれ。カナダのトロントでフリーのメイクアップアーティストとしてのキャリアをスタートさせ、1991年にM・A・Cに入社。トレーナーを経て、M・A・Cシニア アーティストのトップに。現在はバイス プレジデントとしてアーティストの教育、商品開発、プレスへのプレゼンテーション、コレクションなど幅広く活動。
image animée:KENTARO NITTA & MOVIE IMPACT ,photos:YOSHIHITO SASAGICHI(MANNEQUIN), TOYAMA RYOICHI(STUDIO 104/OBJETS), maquillage:GORDON ESPINET(M・A・C), coiffure:HANJEE(A.K.A.MANAGEMENT), stylisme:MASAMI TANAKA, texte:AYANO MATSUDA(GRID inc.)
協力:カーキトップ (¥47,250) /3.1 フィリップ リム (3.1 フィリップ リム ジャパン tel 03‐5411‐2870 )

