最先端の現代アートが観られるスポットから、歴史ある美術館まで、パリには知的好奇心を刺激するアートと出合える空間が多く存在する。画家ギュスターヴ・モロー自身が自らの生家を美術館に! 膨大な作品と美しい内装に心ゆくまで浸って。
アトリエ内にある見事ならせん階段。モローは晩年、アトリエにこもって作品を描き続けた。©RMN-F.Raux
神話や聖書から題材を探した象徴主義の巨匠、ギュスターヴ・モロー。生家であったこの場所を、モロー自身がミュージアムとして生まれ変わらせたのが1895年のこと。2002年からクローズしていた1階の6部屋の改修工事を1年以上かけて行い、このほどリオープン。25000点にものぼる所蔵作品もさることながら、モロー本人が建築家に依頼し整備させたという内装も比類ない見どころだ。ことに、アトリエにある華麗な階段はあまりにも有名。お見逃しなく!
幻想的な作風。個展や万国博覧会で高い評価を受けた。所狭しと壁に飾られた作品に圧倒される。宗教、神話に題材をとった作風で、世界中にファンが多い。
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INFORMATION
Musée Gustave Moreauギュスターヴ・モロー美術館<9区>
14, rue de la Rochefoucauld 75009
入場料:6ユーロ
01・48・74・38・50
TRINITE、ST GEORGES
10時~12時45分、14時~17時15分(月、水、木)10時~17時15分(金~日) 休)火、1/1、5/1、12/25
JCB、MASTER、VISA
CREDIT
photos : JULIE ANSIAU, réalisation : KAORUKO YASUDA
※掲載情報はFIGARO 2015年4月号 別冊「パリ最新アドレスブック。」より抜粋
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